大鰐温泉で朝風呂に癒されていると「石の塔」なる情報レクチャー受ける。
「石の塔」は”天から降ってきた神様”として信仰されるパワースポットとか。
こういったお話にことさら乗りやすい単純敏感な私。例の如く「暇だし行って観っか」(なにが例の如くなんだか…)
大鰐から早瀬野ダムへ。ダムで出会ったご老体から「クマ出るで、気ィ〜つけてな」と脅かしやがる。ダムから林道を走ること20分。赤い鳥居が「石の塔」入口関門。
木々生い茂る急斜面を汗滂沱、ヘトヘトとなること50分(完全な登山だ)
突如、木々の間から覆いかぶさるように巨石「石の塔」が出現。
秋田県との県境、標高500mの尾根に立つ「石の塔」は高さ24m、周囲74m一塊の巨岩である。
まさに巨人が尾根筋に立っているがごとく威圧感が凄い。古くからその特異な山容が信仰の対象になってきたのだろう。いわゆる巨石を神と仰ぐ磐座信仰である。
町の観光小冊子には「天から薬師如来が降臨、石の塔薬師と言われ、神仏が混交して厚く信仰されてきました」と。
塔の真下に小さな祠の薬師堂。岩から滴る水は目の病気に効くそうな。なるほどそれで「薬師様」
津軽では「石の塔を見ないうちは大きなことは言うな!」という昔からの言い伝えがあるそうな。
そんな言い伝えに便乗した町では、石の塔にまつわるユニークな催し物を開催(6月に)その名も『万国ホラ吹き大会』
いかに大法螺を吹くかを競う大会である。参加者には「大法螺(おおぼら)吹き免許証」が交付される。
面白そうだね。一度「万国ホラ吹き大会」を聞いてみたいものだ。
※ 注!! 「石の塔」に単独で行かれることはお勧めしません。注意が肝心。ここはクマさんの濃密なところ。訪れる人もまれな山深いところ。車の故障やアクシデントが発生したら・・・。
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