六甲山の雉

　一昨日六甲山に行った時、打越峠から七兵衛山の東を巻いて八幡谷へ下って行ってる時、雉の親子を見ました。最初は山鳩かと思ったのですが赤色が混じったまだら色で明らかに違います。私を見て雌の親鳥が先頭で急いで谷の方へ逃げて行きます。数えたら子供が６匹、全部で７匹の一家です。大きさは鳩より一回り小さい位でした。

　今まで山やゴルフ場で雄の雉や雌の雉を見たことはありますが、子連れの雉は初めて見ました。１０年位前に白石谷上部の新しいダムの上の川原で雌の雉を見ましたが、雌の雉は６〜７米のダムを飛び越えられず、ダムに衝突して落ちていました。あまり飛ぶのが得意ではないようです。だから私が逃げてあげましたが、キツネかイタチがいたらきっと捕らえられそうです。
　しかし、六甲で雄の雉は未だ見た事ありません。雌がいると言ふ事は雄もいる筈ですが、雄の方が警戒心が強いのかもしれません。
　とにかく、この一家が生き延びて欲しいものです。

　数年前に、高座谷で猪の一家を見ましたが、その時は子供７匹でした。３０センチ位の瓜坊でした。聞く所によるとその内２匹くらいしか生き延びないと言ふ事らしいですが、雉のほうは害もないし、全員成鳥に育って欲しいと思いました。