食虫植物を飼う

転職で園芸業界を去って早2年。

ふらーっと行ったホームセンターで久々に植物を買いました。
「ウツボカズラ」という食虫植物です。

お花に詳しくない人でも写真を見たら「食虫植物だ！」とわかるような代表種です。

一般に出回るのは全体が緑色なのですが、お迎えした株は赤。

品種の名前ラベルも無く、茎も一本だけ。お値段1500円。
言ってしまえば貧相な株です。
ツボはまだ青々として（赤だけど）元気なので入荷したての様子。

ウツボカズラの鮮度の見極めはズバリ、ツボです。
売り場では湿度や日照の関係で、虫を獲るツボが上の方から枯れてきます。
株全体のツボが青ければ、入荷したてかお店の管理が良い証しです。


食虫植物には動物的な楽しみがあります。

特にウツボカズラは、まだツボが小さいうちは羽アリやコバエみたいなのしかツボに入らないのですが、成長するとカナブンやハチなども捕まえます。
大きく成長したツボに大きな虫が入っていると「お前、狩りがうまくなったな！」と肉食動物の親のような気持ちになります。

キワモノ扱いされることが多い食虫植物ですが、育ててみると動物的でとても楽しいですよ

※写真はウツボカズラと、同じくキワモノの根っこしかない（ように見える）蘭、キロキスタ。