この日記に簡単に感想を書きましたが、
とても面白かったし、文学的にも表現がすばらしいと感じました。
その中で主人公として出てくるのが、実在の人物である、
「加藤文太郎」氏です。
その加藤氏が残した記録をベースに作成されたのが、『単独行』です。
良くも悪くも、この2作品はよく比べられるようで、
『孤高の人』を読んだ後、『単独行』の存在が気になっていました。
その『単独行』、アマゾンで買おうかどうか悩んでいたら、
先日ふらっと立ち寄った近所の図書館に置いていました。
ラッキーです^^
そこで、早速読んでみました。
加藤氏への印象は『孤高の人』より、多少、ソフトで社交的な
人柄だったと感じました。ただ、新田次郎が時々鋭い表現で
単独行者の加藤氏の人物像を作りあげたのも、決してオーバーな
話ではなく、むしろ、彼に敬意を表していたものを思われます。
また、未亡人となってしまった妻の花子さんのコメントを見て、
悲しみの深さを強く表現することなく、文太郎氏の友人、関係者へ
敬意と感謝の部分をあらわすなど、人柄の良さだけでなく、
古き良き日本の心を垣間見ることができました。
印象に残る、2作品でした。
PS 高橋尚子の『夢はきっとかなう』も同時に読みました。
これも面白くすぐ読めます。長くなるので感想はカットですが、
高橋尚子のシドニー、ベルリンの輝かしい記録の後の
大スランプからの再復活が心打たれます。
いびがわマラソンで会えたらいいなあ^^
arlingtonさん、はじめまして
私も孤高の人を読んでから加藤文太郎のファンになりました。
11月には、彼を偲んで六甲山を歩こうと思っております。
ところで、タイムアタックこれまで40分の人は存知あげて
おりましたが、一挙に3分縮めて38分とは驚きです。
最近、少し走れるようになったら右膝の内側を痛めてしまい
ました。今は治りましたがフォームが原因なのでしょうか?
私もまたタイムアタックしてみます。
はじめまして。
単独行は未読ですが、「孤高の人」の文太郎は人物ものの小説として「ある面」を強調することで主題や主人公を理解しやすく書かれていますよね。実際の文太郎はパーティー登山もある程度はやっていて、北鎌尾根で無くなった際のパートナー(実名忘れました )とも事前に穂高で登攀した記録があるとか。
とは言え、なんとも魅力的な人物ですよね
> higurashiさん
コメントありがとうございます!
加藤文太郎ファンとお聞きしてうれしいです。
六甲山、大学の頃はよく自転車で登ってました。
私も機会があれば、六甲山から彼の住んだ
神戸の街を再び違った趣で見たいものです。
タイムアタックも期待しております。
> odensobaさん
コメントありがとうございます!
私は単独行を読んでも、文太郎氏の印象や魅力は
大きく変わることがありませんでした。
切ない点もあるけど、早くもまた、『孤高の人』を
読み直したいと思う今日この頃です・・・
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