全国各地には、山上や山中に奇岩怪石や巨石群のある山がありますが、中には自然の造形物か、先史の超古代巨石文明遺跡(縄文以前)か見分けがつかないものがあります。特に興味をそそるのは、天辺が尖った石塔やピラミッド型石塔です。
(1)金勝(ごんぜ)アルプス・ピラミッド型石塔
滋賀県の湖南アルプスの東、金勝アルプスと呼ばれる山の中の盟主・竜王山(604.7m)付近には、奇岩怪石が立ち並ぶ独特の景観がありますが、その中にピラミッド型石塔があります。
見る角度にもよるのですが、見方によっては、ピラミッド状に加工された遺物、としか思えない形状に見えます。もしや祭祀遺跡では・・・?
因みに私の辿ったコースは、JR石山駅からバスに乗車し、「桐生辻」バス停降車。そこから竜王山に登頂して、西の「上桐生」バス停へ下山するもの。
(2)白皇山・日本ピラミッド遺跡
「日本ピラミッド」と白皇山(458m)については、「戦争遺跡という名の山歩き」で触れました。再度解説するなら、日本ピラミッド説とは昭和5年頃に提唱された説で、神社の原形とされるもので、一万年以上前、大小二座の円錐形の山の山頂部を加工し、祭祀を行っていた、というもの。
高知県土佐清水市の足摺スカイライン沿いに白皇山(本殿山に相当。拝殿山は稜線を西に下る)の登山口がありますが、道沿いには巨石が次々と現れます。そして山上には・・・!
(3)長坂山石塔
高知県仁淀川町随一の名山、中津明神山(1541m)の登山道路の途中から林道に左折して行くと、県下の千メートル級無名峰の中では随一の展望を誇る、長坂山(1175m)最短コース登山口に至ります。
この山は登山講師時代を含め、三回登頂しているのですが、三回目、登山中、何気なく進路前方の上方を見ると、人工的なまでに尖った石塔が顔を覗かせていたのです。この石塔が見えるのは束の間ですから、気づかないのも当然と言えるかも知れません。自然の悪戯か、それとも・・・?
三座の石塔が自然のものか、人工の遺跡なのかは、是非ご自身でご確認を。
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