私は、山で時々不思議な体験をします。
特に怖い体験では無いのですが、後から考えるとあれは何だったのだろう・・・と首を傾げてしまいます。
先日、季節外れの大雪の八ヶ岳で苦労した記録をアップしました。
夏沢峠から天狗岳を目指したのですが、普段なら20分程で行ける夏沢峠から箕冠山まで1時間ほどかかる厳しいラッセルでした。天候も悪いので天狗岳は諦めて箕冠山で引き返そうと考えていたときの事でした。樹林帯の隙間から根石岳が見え、稜線の上を歩く2人の人影が見えました。あっ誰かこっちに来る!と喜んでいると、今度は根石岳山荘の有る鞍部を黄色いアウターを着た若い女性が山荘方面に歩いて行くのが見えました。あ〜上の2人と合わせ3人パーティーなんだ。3人ならトレースもしっかり付いただろうからこの先は楽だな、と思って撤退はやめ先に進むことにしました。
ところが根石岳山荘に着いても誰もいませんでした。新雪が30Cmほど積もっていましたので歩けば必ず足跡が残りますが、小屋の周辺にも何処にも足跡は有りませんでした。途中に分岐は有りませんのでコースをそれたことは考えられません。
う〜ん何処に行ってしまったのでしょうか・・・・?
結局この日は本沢温泉を出てから黒百合平に着くまで7時間ほど誰一人として会うこと無く、トレースも皆無でした。
今考えて見るとこの頃はまだ雪が降っていて視界は殆ど効きませんでした。箕冠山の手前から根石岳山頂は相当離れています。山荘の有る鞍部は山頂よりは近いもののそれなりの距離が有ります。なぜ稜線を歩く人が見えたのでしょう?なぜ若い女性だと分かったのでしょうか?
その後天気は急速に回復し予定通り天狗岳に登頂できました。困難なルートでは有りましたが撤退せずに登って正解でした。
都合良く解釈すると、八ヶ岳の山の精が帰らなくても大丈夫だからおいで、と呼んでくれたのでしょうか?
以前、黒部五郎岳でも誰もいない稜線で謎の女性に会ったことが有ります。
どうも、私は山の精に好かれているのかな
これはフィクションでは有りません。信じるか信じないかはあなた次第です
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