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2~3分間の睨み合いの後、一つ目ヘッデン・ビームの老生に恐れをなしたのか、はたまた根負けしたのか、幸いにも、その青光りの目ん玉野郎は、ついに登山道脇の笹藪の奥へと退散、姿をくらましたのでした。念の為、笹藪手前で持参の爆竹鉄砲を5~6発ぶっ放した後、老生、恐る恐るその場を通過しました。
(お粗末ながら後日の作句に、「熊の眼の出合ひ頭の青光り」、というのがあります。)
登山口付近に広がる折立キャンプ場は、当時、ゴミ漁りの熊公どもがさかんに出没し、一時的に閉鎖されていたと記憶します(現在は完全閉鎖?)。また、キャンプ場近くの駐車場で車中前泊していると、夜中、マイカーの周辺をガサゴソ動き回る大形動物らしき物音が続いて、なかなか寝つけませんでした。
その後、老生の熊話を聞かされた薬師岳山荘の若オーナー曰く、「折立の熊、案外おとなしいんですけどね~。」 ???
5年程前の木梨平キャンプ場、そして、今夏の薬師峠キャンプ場の熊騒ぎ、いずれも老生が経験した2018年当時の折立キャンプ場・駐車場と同様に、大勢の登山者・キャンパーたちの食料あるいは食材ゴミ、それらのかぐわしい香気に取り憑かれた熊公どもの、やむにやまれぬ拘泥・徘徊なんでしょうけどね。
ところで、薬師峠キャンプ場で一悶着を起こした今般のツキノワグマ、ひょっとして、7年前の青光り目ん玉野郎のなれの果て、ではないかしら?
写真は、折立登山口近くの十三重の遭難慰霊塔。
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