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1.「ドキュメント滑落遭難」羽根田 治著
著者の「気象遭難」「道迷遭難」に続く3冊目です。
7件の滑落事例と埼玉県警山岳救助隊の報告事例について詳細が記載されています。
富士山 2000年4月
北穂 2001年9月
釈迦ケ岳 2006年5月
赤城山 2007年1月
西穂 2007年3月
北岳 2007年6月
著者の作品には他に下記等があります。
「人を襲うクマ―遭遇事例とその生態」
「十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕 」
2.「山と渓谷」での特集遭難記事例等
・2016年2月
・2023年3月
・2023年11月
奥武蔵・奥秩父・遭難発生マップ
2022年埼玉県内遭難事故一覧
3.個人的な見解
a.遭難発生マップによると難所の前後での事故が多い
難所を通過できて気が緩む
b.近場と南北アルプス等の違い
低山にもクサリ場等の難所はありますが短い。
xxキレットやxx尾根は長時間を要し緊張感を保てない。
南北アルプス等では夜行バスでのアクセスや縦走で疲労が蓄積する。
e.安全登山を目指して
縦走よりベースキャンプ型(涸沢をベースに北穂や奥穂、屏風の頭等)
縦走の場合は休養日をいれる(雲の平をベースに高天原温泉等)
4.高年齢者の労災事故について
この春でしたか、NHKラジオで高年齢者の労災事故が増加していると報じていました。
内容が山岳での事故に似ているので紹介します。
【厚生労働省の集計で仕事中の事故で死亡や4日以上休むけが】
・40%転倒、16%墜落・転落、11%動作の反動_無理な動作
・転倒では「つまずき」より「滑り」(スリップ)が多い
「滑り」(スリップ)の要因
・床が滑りやすい素材である
・床に水や油などが残ったままの状態
・ビニールや紙等滑りやすい異物が床に落ちている
・飲食店では、お客の部分はドライでも厨房はウエット等
・お客と会話等で集中できない
・タブレットやスマホを操作しながらが増えてで集中できない
「つまづき」の要因
・床の凹凸や段差がある
・床に荷物や商品が放置されている
「踏み外し」(階段等)
・大きな荷物を抱える等、足元が見えない状態での作業
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4.写真は2005年9月:20年前、鹿島槍〜八峰キレット〜五竜です。
カメラはニコンD70画素数は610万!ボディ価格が15万円ですがCFカードが高かった。
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