せっかくなのでちょっとレビューしてみるよ。
https://www.sony.co.jp/Products/NYSNO/
「スノースポーツ専用コミュニケーションギア」と謳ってるこの製品、ヘルメット後部に取り付けることでハンズフリーのトランシーバーとして使えるという代物なんだけど、特徴的なのは、スピーカーが存在せず、ヘルメットを振動させることで骨伝導の要領で装着者に音声を伝える、という仕組み。
そのため耳をふさぐことがなく、非常に違和感無く使えるし、周囲の環境音が聞こえなくなることによる危険も生じない。
マイクも、口元ではなくヘルメット側面部への装着なので、これもほとんど存在を意識することが無い。
トランシーバーのように、発話時にボタンを押したりする必要も無く(ただしあらかじめ相互に通話モードをONにしておく必要はある)、普通に会話しているときとまったく同じ感覚で、離れたところにいる仲間と通話できる。
実際ゲレンデに出て使ってみると、何か特別な道具を使っている、という意識をまったくすること無しに使えてとても快適、かつ新鮮。
カタログスペック上の最大通信距離は500m(サイトでは1kmになってるけど、試用時の説明では500mと言われた)らしい。
実際にどのくらいの距離まで離れて使えるか、また途中に障害物がある状況ではどうか、などは試せなかったが、普通にゲレンデを一緒に滑っていて離れる距離、だいたい200m程度までなら全く問題無かった。
今後の改善点としては、最大同時使用人数が3人まで、ということで、これはちょっと少ないなあと思った。
もしこれが8人程度に増えたなら、レジャー用途のみならず、トレーニングにも色々と応用が効くようになり、一気に需要が増すんではないだろうか。
たとえば、滑りながらリアルタイムでコーチのアドバイスが聞ける、となれば基礎・競技問わず導入するチームやスクールは多いのではないかと思う。
ヤマレコ的には、ヘルメットが必須なので通常の登山ではあまり出番が無いかもしれないが、防水・耐衝撃などのタフネス性も備えているので、クライミングや沢登りに活用ができるかもしれない。
公式ではないと思われるけど紹介動画があったので貼っておこう。
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