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今年も息子と歩いた、一年間の山行を振り返ってみようと思う。
この一年で特に印象に残ったのは初夏と秋、二度に分けて歩いた奥秩父の主脈縦走路。それまでは一つ一つの山に日帰りで足を運ぶことが多かったのだが、いつかは長い縦走路を繋いで歩き、そこで見る景色を楽しみたいという思いが強くなっていた。
昨年からはテント山行を始め、息子の脚力・体力もついてきたので、今年は迷わずにテントを担いでの縦走を選んだのだ。
まず5月は奥多摩湖のほとり、鴨沢から雲取山を目指した。
七ツ石山やブナダワを経て、石尾根を歩いたとき、隣でストックを持った息子がトコトコ歩いている姿を見て、
「ああ、息子も石尾根を歩けるくらい大きくなったんだぁ」と一人感慨に耽っていた。
初めての雲取山荘、この時はテントを張ったのだが、いつかは宿泊してみたい山荘だと思った。
翌日は雲取から飛龍山を経て、長い縦走路へ。
カヤトの原、しっとりした樹林帯、岩場やガレ場、空に向かって伸びる木道など、変化に富んだ縦走路では、息子も快活に歩き、楽しそうだったのが印象的だ。
二日目の野営場所、将監小屋の幕営地は快適そのものだった。
三日目、唐松尾山から笠取山への縦走路は少し緊張する場面もあったが、
息子の足取りも安定しており、楽しく歩くことができた。
当初はそのまま雁坂峠から甲武信を目指す予定だったが、天気が下り坂になるということで下山の判断をしたのだった。
（甲武信の野営地に残雪があるかもしれないとのことで自作の竹ペグをもっていったっけ…）
そして10月の連休を利用して、その続きを歩く機会が訪れた。
前回の下山地、新地平から雁坂を目指し、甲武信までのテントとシュラフを担いでの縦走路だ！
雁坂小屋での楽しい一夜の後は、終始霧のかかる長い縦走路。
長い稜線歩きだったが、息子も笑顔で歩いていたから大したものだ。
木賊山から甲武信小屋へ至る道で目にした、甲武信ケ岳の姿を目にして、
「奥秩父をつないで歩いたなぁ」という実感が湧いてきて、時間はかかったが、確かな達成感を感じることができた。
甲武信山頂から北奥千丈、そして大弛峠を経ての金峰山まで続く、長大なトレイルはまた次の機会にお預けだ。
次もテントとシュラフを担いで、できれば息子と一緒に、じっくり歩きたいと思っている。
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photo〈1〉息子と石尾根歩き
photo〈2〉雲間から、甲武信あらわる
photo〈3〉早朝の雲海〜甲武信山頂より〜
引用レコ：
息子とテントで奥秩父（雲取→飛龍→唐松尾山）初夏を感じる40kmトレイル
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-859971.html
続！息子とテントで奥秩父【新地平→雁坂峠→甲武信ヶ岳→梓山】
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-979091.html
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