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コンプレッションとは要するに「ギュギュっと小さくする」みたいな意味らしい(→雑)
今回レビューするのはシュラフ、いわゆる寝袋を「ギュギュっと小さくする」グッズです。
さて、今年の夏は息子とアルプスを縦走する計画を立てています。
齢44、衣食住に必要な荷物は、成長著しい息子に少しずつ委譲することを良しとするのが信条です。
それでも長い距離を歩くには、荷物の“かさ”は少しでも少ない方が良いわけです…
開けた岩稜だけ歩くだけなら差程気になりませんが、アプローチの樹林帯などは大きすぎるザックは結構大変なんですね…
では本題。テント泊で最もザックの容量を費やすモノは何なのか?
“重量”だけみればやはりトップは“飲み水”。
次に調理器具(鍋やカップ、ガス)かな。
「水分」と「金属」が一番重いわけですね。
次に“体積”という事で考えれば、一番ザックを占有するのはそう…布類です。
暖かさを保持する必要があるモノは、構造上空気を含有する必要があるので仕方ありません。
今回は夏季という事なので、ダウンやフリース類は携行しませんので、いまザックを最も占有するのは…シュラフ(寝袋)なのです。
同じ重量であったとしても、体積が少ない方がザックの中で動かない、つまり歩行時のブレが少ないです。
つまり、重量があっても体積が少ない方がザック内では任意のポジションに固定することが出来、結果として歩行時は重心が安定します。
ま、要するに「圧縮」できるものは、出来るだけ「圧縮」したほうが歩きやすい、というわけですね。
少々、講釈が過ぎました。
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メーカー:mont-bell
品名:コンプレッションスタッフバッグ M
価格:2,200円(税込)
商品情報:スリーピングバッグと着替えなどを一緒に詰め込み、収納サイズを小さくできる便利なスタッフバッグです。出し入れ口が大きく開くので荷物の収納も簡単です。独自の構造で強い力を必要とせず、ベルトだけでなく面で圧縮するため、スマートな形状に収めることができるのも他の圧縮袋にない特徴です。(公式サイトより引用)
重量:110g
●mont-bell公式サイト
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1123424
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実際に何度かテント泊で利用しました。
私と息子が3シーズンで使用しているのはダウンではなく、中綿のシュラフなので、ダウンほどは圧縮はされません。だいたい3分の2くらいのダウンサイジングといったところでしょうか。
(写真は2個のシュラフを一緒にコンプレッションした状態)
通常通り収納したシュラフを袋状のバッグにいれ、あとは周囲につけられたベルトで締めていく、といったシンプルな構造です。締めるためのベルトは全部で3本ついているので、丸まって筒状になったいるシュラフに対しても均等に圧縮する力を加えられます。また、バッグの口とは反対側でも面を絞ることが出来、全体的なフォルム調整もしやすいです。
ただ圧縮、ダウンサイジングするだけでなく、ある程度ですが形状・フォルムを調整できるのがメリットだと分かりました。特に長期縦走する場合、調理器具やテントポールなど形が変えられないものもあるので、パッキングが容易になりますね。
まだ試していませんが、冬用のダウンシュラフなら半分くらいにはダウンサイジング出来ると思います。
ちなみに今使用しているシュラフの中綿は、mont-bellのエクセロフトという化学繊維で、「速乾性が高い」ので濡れても保温性を維持しやすいという特徴があります。もちろんダウンの方が保温性も高く、圧縮もしやすいので、あとは価格とのバランスでしょうか。
以上、コンプレッションバッグのレビューでした。
ネット通販では1,000円代でも色々出ているのですが、圧縮する際のベルトの位置などは良く吟味した方が良いと思いました。
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