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待ちに待った夏山。
北アルプスに
4泊5日のユルユル山旅。
見上げるも、上から見るも、
大伽藍の景色が素晴らしい!
7月の半ばに
そう
山友さんが教えてくれた。
この方の
選ぶ山、
選ぶ景色、
選ぶアプローチ、
見てきたものの
捉え方、
表現力、
とても美しく、
惹かれてしまう。
どうしてもどうしても、
山は、
雄雄しく、猛猛しく
勇猛な姿に惹かれるので、
北アルプス、
この方の感じた
大伽藍に行こうと
決めました。
アプローチは小池新道。
大好きな双六台地も通れる。
不思議過ぎるあの空間。
山をはじめて直ぐに
雑誌でここを知り、
いつか行ってみたいと
10年前に叶えたけれど、
やっぱり何度も行きたい
あの空間。
久しぶりに
飽きるほど佇みました。
そして、
双六岳を過ぎた頃から
ずっとずっと明日の行き先を
見ながら先に進み、
その中間点にある
三俣蓮華岳。
前回やれなかった事を
10年掛けてのリベンジ。
ユルユルゆっくり
山旅を満喫。
ゆっくりゆっくり
五郎の小舎に辿り着き、
生ビールで
明日の山旅に乾杯しました。
聳り立つ大壁と
白い巨岩。
えぐり取られた様なカール。
大地をしっかり
踏みしめ、
露になった岩肌から
山肌の雄々しさ、
地球の大胆さ、
時の流れが創り出した
途方もない時間の流れに
自分を委ね、
溶けこみました。
山頂にどの位いただろう?
大伽藍はどの位感じていただろう?
ここで溶ける事、
ここで無になる事、
私の山はいつもユルいけど、
1日じっくりかけて
荒々しい岩の壁を感じた事は、
この瞬間にここで生き、
この時間にここにいれ、
地球の歴史の一コマを
傍から見ている感動。
とてつもない時間の経過が
創り出したその光景は
見ていると何も変わらない
景色だけれど、
果てない時間の一瞬に
この岩壁の下にいれる事が、
とてつもない時と、
生まれて来た喜びを
受ける事が出来る。
夏山の露になった岩肌を見ると、
何故かそんな気持ちになってしまい
そうなる事が歓びとなる。
黒部五郎岳。
大伽藍。
類まれなるこの光景が
私にとって生きる糧になったのは
間違いなかった。
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