北岳は特別な山だった。
今回行けて本当に感無量でした。
山歴3ヶ月の時、
当時入っていた山岳会の
気の合う女子3人で登った山。
夏や冬になると必ず
合宿なるものがあった。
「北岳行きたくない?」
「北岳?どこそれ?」
「日本で2番目に高い山」
「2番目?それなら行く行く!」
そんなノリだった(笑)
ベテラン達はエグエグの
クライミングに行ってしまう。
山岳会の人達って
命懸けで山に登りたがるのよね。
私はそんな登り方は嫌だから
いつも反発していて、
岩場に誘われても全て断るという
強者だった笑
どーせ同じ山頂目指すなら
普通の登山道で十分だもん。
当時からユルい(笑)
広河原の吊り橋を渡ると
そこからフラッシュバック。
前泊したテン場。
同じ道を辿りたくて
八本歯のコルからのルート。
こんなだったかなぁ?
こんなにハシゴの階段
あったっけ?
大樺沢の雪渓を見ながら
おにぎりを食べたのも
とてもとても懐かしく
涙しながら歩いていた。
あの時は、バットレスを
登る部隊の叫ぶ声が岩場に響き、
緊張感のもと歩いたのを
覚えていたが、
先月滑落死した人が
いたからか?
岩場はとても静かだった。
登りは終始ガスガスで
あの時よりお天気が悪い。
それでも何でも、
山に登る事を選び、
右も左も分からず
その環境に飛び込んだ
自分の原点だったから、
楽しくて楽しくて仕方ない
登りだった。
22年、ガスガスの山頂が
ずっとずっとつかえていた。
今朝、日の出と共に山頂を目指し、
この上ない極上の景色を拝めました。
2位の山。
リベンジ出来て嬉しかった。
これで胸のつかえが取れたので、
またいつでも登りたいな。
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