トレッキングポールを使い出して感じたこと。
祖母山に登ったとき、登山道の両側が見事に完璧に耕されていた。
トレッキングポールの痕である。
本当にひどかった。
現場を見た方は同じ印象を持たれたのではないかと思います。
私自身ポールは現在1本で使います。
単純に身体のバランスをとるためです。
基本は岩の上にラバーキャップを付けた石突部をトンと乗せます。
そこでバランスを取りながら足の力で登ったり降りたりします。
決して地面に突き刺すような事はしません。
今日、韓国岳に昇ったときに他の登山者の観察をしました。
7割の方がポールを使っていました。
そのうちラバーキャップが付いているのが4割でした。
つまり登山者の3割がラバーキャップなしで使っていたことになります。
(まあ、数値はザックリです)
一番ひどい使い方を見たのは、残念ながら中高年者の団体です。
登山に慣れていないのだと思います。
肩で息しながらポールを地面に突き立てて腕の力で身体を引き上げるのです。
何か苦行のように見えます。
そういうのを見ると「ああ、山を耕さんでくれー!」と言いたくなります。
登山に慣れている方は自分のペースをご存知なので肩で息を「ハア!ハア!」される方はいないと思います。
恐らく、自分のペースも知らないし、ポールで山を耕しているという自覚も無いのだと思います。
基本は自分の足腰で登るのであってスキーのストックのように突き立てて使うものではないと思いますし、そうあってはいかんと思います。
なぜなら、山を耕すことになるからです。
と私は考えます。
膝の負担を軽くするためにもパワーサポートとしてダブルストックを推奨される方々も多いです。
しかしながら、その使い方が地面に突き立てて使えと言うのであれば
全く同意出来ません。
幸い、韓国岳ではそれほど耕されておりませんが、ホント祖母山の北谷ルートは見るも無残でした。
そのまま種を撒けるほどでした。
何とかしないといかんと思う次第です。
雑誌やガイド、そして道具屋さんが、ミスリードもどき
をした結果かもしれません。
トレッキングもウォーキングも、ポールブーム?
私自身は、正しいポールの使い方を知らないこともありますが、
バランスを崩すので、よほどの下りでないと使いません。
正しい情宣活動は、ポールを売る、その場で行うのがよいかと思いますが・・
20年以上前に、山岳会に入ったころ、ストックを使わないように指導をうけました。
理由はやはり、おっしゃるような懸念からでした。
同じようにアイゼンも本当に必要な岩場のみで装着すようにと指導を受けましたね〜。
地面に張りだした木の根の痛々しい事
一時期はトレランも問題になったようですが・・・
地面を激しく蹴り付けることになるわけですし・・・
やっぱり、山はやさしく歩きたいものです。
すみませんが合わせてコメントさせていただきます。
nba01323さん
ご意見ありがとうございます。
私もそう思います。
私が購入したのは某〇〇〇荘ですが、日本の山ではこのラバーキャップつけないとダメですと言われましたが、その意味や使い方への言及はありませんでした。
やはり、こういうのを購入するときにきちんと説明する責任が作るメーカーも売る販売店にもあると思えます。
aumさん
私も同じです。
人間が山に入る以上影響は出ますがそれを最小に抑えたいと思います。
そのうち、魚釣りのように禁猟時期みたいなものが設けられるかも知れませんね。
今年はこの山には入れませんとか・・。
そうならんように何とかしたいですね。
時々、何も言わずに落ちているゴミを当たり前のように自分のポケットに入れていかれる方もいます。
そういうにを見た時は本当に嬉くなります。
文句も言うが、まずは自分がやるとという姿勢を大事にしたいと思います。
・・・・と思いつつも自分で気付かないところも多々あるんだろうなと反省もします。
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