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2013年11月30日 11:11トレーニング全体に公開

【幕岩マルチ】備忘録(個人記録用)

先週はジム・ジム・外岩・ジム・外岩。

短期集中、急ピッチで乾いた岩の感覚を取り戻すべく闇練に没頭。

「楽しい〜♪」と言いたいところだけどジムはイメージ通りにカラダが動かない=辛い。外岩は強風に煽られ冷や汗=怖い。こんな想いをしてまで岩に復帰する意味などあるのだろうか・・・。湯河原からの帰り道そんな不毛なことを考えてしまいました

昨日は、幕岩の悟空スラブでマルチピッチ独習。アルパイン想定でバラストを背負っての登攀。装備込みで約15kg。自分的には限界の重さ

下のゲレンデは暖かくてほんわかしてたのに悟空は海からの強風で風との戦い。そしてあれほど賑わっていた人影も見られず淋しい雰囲気。

悟空は100m超スラブ(25m×4ピッチ)でスケール感は大きもののグレード的には3.0〜5.5程度のマルチ初心者用の岩稜。システム検証にはもってこい。

いきなり二子山あたりにいきたいところですが12月いっぱいは5.7以下の岩場で地道にやります。ソロは2段階ダウングレードが自分の中のルールなのでこれだけは安全のために守りたい。

5.11レベルをRPできて初めて5.9の岩場に進出。今はマックス5.9程度なので5.7が上限という計算。二子山マルチは5.8で微妙。テラス前最終ピッチのクラックのところは難しかった記憶があります。

悟空スラブは昔はロープを出さないでフリーソロでスピーディに登った記憶があったので14時ころから余裕で登攀開始。

1ピッチ目は傾斜が緩くデシマル3.0程度。ロープを引きずってフリーソロで登る。25m。2ピッチ目からソロマルチシステムの独習。アンカーを決めて支点にランナーを取りながら前進。ピッチを切る練習なので支点との距離感、ロープ操作、ランナーへのクリップなどを中心にソロ登攀ルールを再確認。終了点に着いたらラペルアンカーを作って懸垂下降。Z法(登り返し法)にてランナーを回収しながら再登攀。25mデシマル4.0。

3ピッチ目くらいから傾斜が増してきてホールドも細かくなってきます。デシマル5.0くらいかな。ここらへんから風との戦い。新しいハーネスのギアラック位置がどうしてもしっくりこない感じ。耐風姿勢のままクイックドローを脱着しようとするととてもストレスフル。この程度の岩場でギア操作がスムーズにできないならヤバイ。25m。

トロトロ進行してたのでカラスが泣き始める始末。ヘッドランプを持ってきてないのでスピードアップ!登攀→懸垂下降→登り返しの連続。ふぅ〜。ソロのマルチは段取りが大変でとても疲れます

最終4ピッチ。めちゃくちゃ風が強い

恒常的に吹いているのではなく、いきなり唐突に風が襲ってくる感じ。ザックも32Lで大きやつを持ってきたのでどうしても風による影響を受けやすくなります。最後のピッチの核心部デシマル5.0〜5.5のところで突風に煽られ右手クリンプが外れあわや滑落か!という憂き目に・・・。なんとかオープンハンドのバックアップ体勢が決まり事なきを得る

そんなこんなでやっと終了点に到着〜

終了点からの真鶴の景色は昔も今も変わらず絶景でした。PM日帰りでアルパイン気分を味わいたい方には悟空スラブは最適ですね 紅葉と湯河原の街並み、海面は美しく、さすが幕岩といった感じ。時間があれば幕山山頂まで抜けたいところですが気づいたら山の端に陽が沈み始める時間帯でした。

名残惜しいですが16時スーパーファインどら焼きを決めて懸垂下降開始。16時30分基部到着。装備解除して下山しました。

下部ゲレンデは皆さん帰ったようで桃源郷などの大人気エリアもひっそりとしてました。

今週のトレーニングで気づいたのは、集中力と執着心の欠如。特に長いマルチは途中で飽きてしまう傾向にあり、最終ピッチはどうしてもアバウトなクライミングになってしまいます。クライミングを貪欲に楽しむ執着心もまだ復活してないので、集中力と執着心を早い段階で取り戻さなくては!

そんなことを備忘。

【新しいカム「キャメロットC4」】

キメちゃえばたいした差はないとは思いますが年代物の自分のフレンズはもうボロボロだし、ゲレンデではキャメロットのほうが圧倒的に高シェア。

特にキャメロットはC4になってから評判がいい。

試してみなくては!

ということでキャメロットC4の#1を購入。

比較対象はフレンズの#2.5。

結論から言うとC4のフィーリング大変気に入りました。
トリガーを引く時のソフトな感じが実にいい。

そしてサイズレンジ。

こちらもキャメロットに軍配。

2ピン構造になってて可動域が広い。

キャメロット#1最大幅5.2、最小幅3.0に対して
フレンズ#2.5は最大幅5.3、最小幅4.0。
フレンズ#2は最大幅4.4、最小幅2.9。

キャメロット#1でフレンズ#2〜2.5はカバーできそう。

多大な投資がこれからはじまりそうな悪寒。

NP(ナチュラルプロテクション)のルート攻略に使うわけではなく、ボルト間の距離が長くランナウトしそうな時にクラックに決めたい。ソロだと支点間が長くなるとメチャクチャ怖いのです。

昔は怖さなんてまったくなかったのにね・・・・。
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