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って事で、梅雨に入る少し前からpython(プログラム言語)の勉強を兼ね、地理院タイルからSOTA日本支部の新たな山を探し出すプログラムを作っておりました。
pythonはじめ地理院タイル等々、全て知識ゼロからのスタートで、我ながら無謀な挑戦だと思っていましたが、何とか最初の1ヶ月(6月)でプログラムの基本形が完成。7月は検証しながらデバッグし、8月に入り九州から実際の解析を進めています。
地理院タイルとは国土地理院が提供している256×256(ピクセル)のタイル状になったイメージ地図データの事。webやアプリでよく見かける地図を使った各種情報はこういったデータを敷き詰めて表示している様です。
地理院タイルと言ってもいくつか種類があって、自分が使っているのは標高タイル。最も詳細なイメージで1ピクセル辺り約5mなので1枚がだいたい1280m×1280m。1ピクセル毎の標高が決められた計算式に従ってRGB(赤緑青)値に変換され、イメージファイルになっています。
添付した画像の1枚目が、基準地域メッシュコード5338という区画の、標高タイルを抽出して結合したものです。なんとなく地形のイメージがわかるといったレベルの画像でしょうか。
地形の解析をするにはこのイメージデータがあれば充分なんですが、折角日本一詳細な標高データを扱っているんだから何とかわかる形で可視化したいと思い、それ用のプログラムも書いていたんですが、なんか色がイマイチで暫くほったらかしに。
今日の午前中、久しぶりにまとまった時間が取れたので、色のパラメータをアレコレ変えながら確認してた所、良い色が見つかりました(画像2枚目)。アース色。これでこのプログラムもようやく完成。
標高に色を付けただけですが、衛星写真とも違って地肌がそのまま浮かび上がっているので凄くリアル。(UPすると画素数が落ちるのが残念です)
あとは粛々と解析を進めて…と言いたい所ですが、SOTA対象となる新たな山は幾つか見つかってはいるものの、解析に非常に時間が掛かり実用に耐えられる状態ではなし😭 自分のヘボコードやそもそもの仕様自体がダメなんでしょう。
一応言い訳しておくと、この添付した区画のイメージで、画素数が4Kテレビの約55倍、8Kの約14倍。3〜4年前に当時としては結構良いパーツで組立てたつもりのPCですが、扱うイメージデータのサイズが大き過ぎてまともに戦える状態ではありません😢
少し良いグラフィックボードとか入れて高速化を図れば良いのでしょうが、昨今の半導体の供給不足で値段が高騰してて、手を出せる金額ではなし。
「こんな広域で、1cm刻みの標高を気にする奴、何処にいるんだよ😤」と投げ出しそうになった時もありましたが、始めたのは自分自身。取り敢えず出来る事はやって、その後は暫くこのままジッと我慢して処理が終わるのを待つしかありません😌
1ヶ月経って、九州はまだ半分くらいしか終わってないので、9月で九州終わらせて、10〜11月で四国が終われば良いといった感じでしょうか。四国が終わったら一旦休止予定です😇
ちなみにこの添付した基準地域メッシュコード5338、検証時に何度もトライしましたが、今まで1度も解析終了出来た事なし。富士山の標高が高過ぎて、処理に途方もなく時間が掛かる上に異常発生時のトレースが非常に困難😓
先日のリアル富士山といい、このバーチャル富士山といい、途轍もなく高い壁にぶち当たった感じです🗻
※地理院タイルを使った成果物を公開する際は、出典を明記する必要があるので、下記にリンクを貼っておきます。
出典:地理院タイル一覧ページ( https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html )
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