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現場写真を追加(2024.3.14)
(左)凶器となった切株をトレース下側から見あげたところ。この先のブッシュを左に捲いたところが旧愛宕神社跡地で、切株からわずか30歩の登りです
(中)切株のアップ。トレース上方から現場を見おろしたところ
(右)転倒時の上半身の状態をジャケットで大雑把に再現し、スリップ跡を図示しました
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2年前、肺疾患で3回にわたって入退院を繰り返したことは、以前の日記に書いたとおりですが、先日、またしても入院(11/ 8〜11/15)するハメになってしまいました。2年前の2回目の入院時と同じく「気胸」(肺のパンク)を起こしたのが要因ですが、今回の正確な疾病名は「外傷性血気胸および第4-5肋骨骨折」というもので、情けないことに日記タイトルの通りで、多度山で転倒して右胸部側面を強打し、肋骨を2本折り、肺がパンクしたというものです。(日記カテゴリーは肺疾患にしましたが、実際は私のヘマによる怪我が原因です)
多度山といえども、山は山。うっかりするととんでもないことになる悪しき実例として、恥を忍んで記録に残します。
猛暑の間、リハビリ登山を中断しているうちにすっかり怠け癖がついてしまい、山行記録を下書きのまま何本か溜め込んでいるのですが、登山自体は9月下旬から復活して、11月初旬までそこそこ快調なペースで登っていました。(リハビリ登山 No.45〜51 の6本が未アップです)
11/ 7 に記念すべき50回目のリハビリ登山(イヌナシ自生地)を終え、翌11/ 8、連日になりますが、久しぶりに仮称・愛宕尾根を歩いてみようと思い立ち、まずは健脚コースから登って頂上を踏みました。
で、下山途中のこと。旧愛宕神社跡地から仮称・愛宕尾根のトレースに踏み込んですぐのところで、クモの巣に絡まれて仰け反ったのがきっかけで、下草と湿った土に足を滑らせ、一瞬のうちに右横倒しに転倒。運悪くそこにあったのが、直径10cmほどの朽ちて尖った切株(あるいは倒木の残骸?)で、これで右胸部側面を強打してしまいました。(さすがに現場の写真を撮る余裕はありませんでした…)
普通なら単に尻餅をつく程度のことですので、上では「運悪く」と書いたのですが、下手すると「脇腹にグサリ」ということもあり得たわけで、遭難騒ぎに発展する可能性もあったと思われます。(冷汗)
幸い外傷はまったく無く、痛みもさほどでもなかったため、愛宕神社跡でしばらく休んだ後、健脚コースをそろりそろりと下山したのですが、途中で息切れして4合目と1合目で少々休憩。「これは肺をやったかも…」ということで、帰宅後すぐに、いつもお世話になっている病院の救急外来を受診。CT検査の結果、やはり気胸を起こしていることが判明して、即、胸腔ドレナージを施され、そのまま入院となった次第です。
胸腔ドレナージは、肺のパンク部分から胸腔内に漏れた空気を抜くため、胸腔内にチューブを挿入し、穴が自然に塞がるまで機械とつながれたままになります。2年ちょっと前にも経験しているわけですが、今回は怪我による血気胸ということで前回よりも太いチューブを挿入され、また、挿入箇所が右側面ということもあって、入院中、かなり痛い思いをしました。
骨折のほうは、第4肋骨が完全に折れ、第5肋骨が亀裂骨折、第3肋骨も亀裂が入っているかも?という診断でしたが、こちらはとくに治療は行わず、放置して自然治癒を待つのだそうです。咳をしたりすると痛いですが、8月下旬ごろからまた肺炎がぶり返し気味で痰がよく出るので、これもかなり辛かったです。
肺のパンク穴は比較的早く塞がったようで、11/13にチューブ抜去。11/15に退院。11/27に外来診察でチューブ挿入部の傷口の抜糸をしてもらい、今回の治療は終了となりました。骨折はまだ治ってないと思われますが、引き続き放置するだけで、再検査して「もう治ったよ」と確認することもしないんだそうです。大きく伸びをしたりして、またバキッとなったら嫌ですけど、まぁバキッとなったところで、結局はまた放置するだけのことなので、それでいいのかな? ^^; 念のため、痛み止めの薬は多めに出してもらいました。
抜糸後、傷口の痛みはほとんどなくなり、現在、肋骨の折れたところも、咳をしてもさほど響かなくなりました。痛み止めを1錠飲めば6時間はほぼ痛みなしなので、感覚的にはそろそろ山登りを復活しても良さそうに思われます。ただ、気胸は再発する可能性が高いらしいので、ペースや行動範囲は自重せざるをえませんが…。もうしばらく公園ウォーキングしながら様子を見つつ、多度山もボチボチ再開していこうと思っています。(転倒現場の写真を早く撮りに行きたい… ^^;)
いつも山ではそれなりに注意を払って歩いているつもりでしたが、今回は「やっと涼しくなって、多度山を存分に歩けるようになった」ということで、少々浮かれていたことは否めません。この反省を生かして、今後、一層気を引き締めて歩くつもりです。
皆さまもどうか一層お気を付け下さい。
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