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加えて、自分の仕事上比較的容易に休みを取れるのが3月から4月初めにかけて。
じゃあ、いつ旅行するの。
今でしょ。
…。というわけで、土日に有給くっつけて6日間の旅に行ってまいりました。
もともと、沖縄が大好きな私。
とりわけ石垣島から南、八重山を好んで行っておりました。
なので、沖縄本島の各地は数えるほどしか行ったことがありません。
せいぜい、到着日もしくは帰りの時間調整のために那覇に泊まるくらい。
ならばと、今まで行ったことがない場所、
もう一度訪れたいところを中心にスケジュールを組み立てました。
沖縄の3月から4月は「うりずん」とよばれ、
気候が安定し、1年中でもっとも過ごしやすい時期。
のはずが、天気予報は異常なほど雨続き。
那覇に降り立つ飛行機の窓からは、
どんよりと分厚い雨雲で覆われた街の様子が見えました。
うぅ…。
結局この日は那覇で1泊。
翌日、レンタカーを借りて本島の南部へ。
以前訪れた久高島に向かうことにします。
しかし、どんよりとしたお天気ですっきりとしません。
久高島への高速船の出る安座真港に早く着きすぎてしまったので、
近くの斎場御嶽(せいふぁーうたき)へ。
世界遺産でもあるこの場所は、
以前訪れたことがあるのですが、
その何とも言えない厳かな雰囲気に心が打たれたのを覚えております。
その昔、琉球王国最高の聖地である斎場御嶽から、
これまた聖地である久高島を遥拝したと聞きます。
しか〜し、駐車場にあふれる車。
ツアーで押し寄せる団体客に圧倒されっぱなしでした。
ここ数年のパワースポットブームだかで、
人気が出ちゃったのかなぁ…。
斎場御嶽に罪はないんですけどね。
ま、土曜日でしたし。
仕方ないです。
でも、いい場所です。
とりわけ有名なのは三庫理(さんぐーい)と呼ばれる、
自然なのか、人工なのか、
何とも言えないバランスで岩が組み合わさった拝所。
岩の合間から光が差し込む感じは何とも言えません。
かつて、とりわけ格式の高かった遥拝所であったことがしのばれます。
あぁ。なのに、
「この先立ち入り禁止」とわざわざ書いてあるところに、
土足でずかずか入る子ども。
その子どもの写真を撮る親。
係りの人に注意されても謝りもしない二人。
とっ……てもへこみます。
そしていよいよ久高島へ。
しかし、この高速船もほぼ満員の乗客が。
以前利用した時はガラすきで、
お客さんあんまりいないのかなぁと思ったくらいだったのにな〜。
ここもパワースポットとして有名になりましたしね。
安座真港から15分ほどで久高島に到着。
昼食ののち散策へ。
自転車で回ってもよいのですが、
そう広くもないこの島を自転車で周るとあっという間に1周してしまい、
帰りの船まで持て余してしまったので、
今回はのんびりと歩くことにしました。
ぽてぽて歩きながら、
通りすがりの島のおじい、おばあ、おにいさんに「こんにちは〜」と声をかけると、
笑顔で挨拶を返していただけます。
これだけで心が洗われるような気がします。
もちろん、自転車でちゃりちゃり〜っと周っても気持ちいいですけどね。
そうこうしているうちに雲がぐんぐん取れてきて、
肌を突き刺すような日差しになってきました。
うれしい反面、十分な日焼け対策をしていない自分のツメの甘さに悔しくなります。
島の一番先っちょにあるカベール岬では見事な青い海。
ふぉ〜〜。来てよかったなっす。
男子禁制の霊地、フボー(クボー)御嶽などの見所を押さえつつ、
写真を撮りながらのんびり歩いて、
7.1キロメートル、2時間12分の散策でした。
良くも悪くも観光地化された沖縄とは一味違う場所です。
でも、正直これ以上あまり人が増えてほしくないなぁ。
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