先日の山行時の事である。
三重県鈴鹿山系に属する入道ヶ岳で聞いた事の無い「音」にストーキングされた。😆
はじめはキツツキなどが木を突く音かと思ったがそんな軽やかで高い音とは少し違う。。。
ヒキガエルの喉を鳴らす音にも似ているが、そこまで低音でもない。。。
そのうちその音と共に何かが動き回る気配も聴こえてきた。
足を止め、その音のする方角に集中しているとなにか動く影が視認できた。
どうやら一頭のニホンザルが木の影からこちらをジィーと覗いている。
お互い相手の目を逸らさず見ていると「ココココ コココ ココココ」…と規則的に発音してくる。
物理的な位置関係はお猿さんが谷側およそ30mくらいにいて、こちらを見上げるような配置である。
その距離感を保ったままおよそ10分程度ストーカー行為に晒されたのだ。😅
ココココと発音するのが威嚇音とは知らなかったが、どんな動物であれこちらに対して何かの音を発信するのは警戒や威嚇でほぼ間違いないはず。
こんな時に隙を見せるのはとても危険なので、立ち止まって相手と同じように威嚇音を発する。
因みに陰陽師は昔から「狼の遠吠えと犬の威嚇音」のハイブリッドで対応してきた。
それ以外に足元に小石などあればそれを相手の近くに投げたりして「武器も使えるぞ❗️」というのを見せつける。
狼や犬の唸り声を発すると必ずそれに反応するように遠退いたり、少し焦るような挙動を見せる。
そんな事を繰り返しながら歩みを進めるうちに先住者のテリトリーから抜け出ている事がある。
こんなやり取りがお互い傷付かずに上手くやり過ごす方法かも知れない。
また先住者(クマ,アナグマ含)に出会う確率が多いのは落葉樹林の多い山域や地域である。
なぜならドングリなどエサとなる木の実が豊富だから。。。
これから秋にかけて山の動物達は冬籠りのエサ探し繁忙期に入る。
登山者は「今いる地域」を常に把握し、山の住民(猿,熊,穴熊等)が駆除名目で排除されずに済む方法を考え行動して貰いたいと願う。
人の無知な行動でいつも苦痛を強いられるのは先住者である動物達だから…。
下記にニホンザルの威嚇音を聞けるサイトがあったのでURLを貼り付けておきます。
http://yakuzaru.php.xdomain.jp/voice/m6.mp3
こんな鳴き声出すんですね!
勉強になりました^_^
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