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90歳の大往生。
私は倉敷に出張しており、帰りの新幹線、姫路を過ぎたあたりで母から電話を受け、大阪で途中下車。
最期を見届けることが出来ました。
不思議と家族の殆どがその瞬間を共にすることができました。
現役は母のみですが、私も母も叔母も、ナース。
3人で最期のケアに全身全霊、
死後の処置も3人で、手際良く心を込めて。
心底、ナースで良かった、と思えた瞬間でした。
ヤマのルーツは、祖母にあるかもしれません。
足が悪く、あまり山歩きは出来ていませんでしたが、ヤマが大好きで、
私の山行話を聞くのをいつも楽しみにしていました。
野草に関してはプロ級で、祖母から母へ、脈々とその気質は受け継がれています。
私は観察専門ですが、祖母は栽培専門。
科学的な土の配合、育て方に関する知識には、いつも感心させられました。
プロを驚かせることもしばしばだった様です。
ベストセラーの本は選り好みせず、必ず目を通し、その書評もユーモアに富んでいて、聞くのが楽しみでした。
訪ねると、小さなメモを手に、いつも沢山私に質問してきます。
「たみちゃんに聞きたいことあるねん」
その多くが外来語で、時のニュースに出てくる言葉たちでした。
私が説明すると、
自分の気に入った訳を書いていました。
最近印象に残っているのは、
「ワーキング プア」
説明すると
「働ける貧困層 やね」
とポツリ。
そして
「英語で言うたら、大事なこと、ごまかせてしまうなぁ」
と。
考えさせられた、一言でした。
そんな、おばあちゃんでした。
隙あらば満面の笑みで、
「おばあちゃん、幸せ!」と。
小さなことに、幸せを見つける天才でした。
おばあちゃん、
これからも山行記録は、やまれこにアップするから、楽しみにしていてね。
少しでも天国に近い写真を。
先週、飛行機から見えた富士山を、日本一のおばあちゃんに!
みんなに見守られての最期とは幸せな人生でしたね!僕は常々死を意識して生きています…最期が一番肝心だといつも思っています!大金持ちでも最期の瞬間が悲惨だとそれは不幸な人生の様な気がします…おばあちゃんはきっと最高の人生でしたね!(b^ー°)御冥福をお祈りしますm(_ _)m
拍手をくださった皆さま、
ありがとうございました。
祖母も喜んでいると思います。
teteteさま、
いつもコメントありがとうございます。
確かに最期が大切ですね。
皆に見守られながら、本当に幸せな人生だったと思います。
私も、そんな人生送りたいな、と思います!
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