【個人で受けた講習説明】
MFA(メディックファーストエイド)
MFAは救急医療の先進国、アメリカで40年以上(1976年創設)も前に誕生した一般市民レベルの応急救護の手当の訓練プログラム
登山を始めて数年たった時
娘が不登校になり いろいろな経緯があって
不登校の子供達を山に連れて行きたいという夢ができ
その時に受けた講習がMFAでした
(すでに講習の有効期間は過ぎています。)
群馬山岳会
登山の救助講習
【本題】
今回、山仲間が、両足がつってしまった登山者に
「芍薬甘草湯」を渡し飲ませたという記録があり
思うことがあり
日記に残すことにした
詳細は、
登山道に倒れて動けなくなり
寒さを訴え、両足つっている状態
仲間がいて
救助要請した登山者がいた
そこで仲間以外の他の登山者が周りの方に
「芍薬甘草湯持ってる方はいませんか?」と
知り合いの山仲間が「私持ってます」
要救助者「飲めます」
の経緯
しかし、記録の中のやりとりで
「芍薬甘草湯を脚がつりそうになったら予防で飲むと良い」
「利かなかったら30分後に追加で飲むと良い」
「脚がつったときに、知らない方に芍薬甘草湯もらって飲んで、それから飲むようになった」
「芍薬甘草湯を渡したことに対して←迅速な対応で凄い」
などと記載
先ほど本人にも伝えたのですが
【漢方薬も通常の薬と同等
他人が内服薬を渡して飲ませることは、
危険な行為ということ
何かあったときに、助けるつもりで渡した薬が訴訟問題になりかねません
そこには、副作用、命がかかわるからなんです。】
ガイドの方も、
必ず自分に必要な薬は、自分で持ってくるよう話すと思います
そして、漢方薬「芍薬甘草湯」についての知識
人から伝えられてそのまま信じてはいませんか?
【薬の説明内容】
予防で飲んではいけません。
量も勝手に増やしてはいけません。
長期に渡って飲み続けてはいけません。
人にすすめたり、すすめられたりすることもありますが
自分の体質、飲んでいる薬が他にあるか
飲んで副反応がおこらないか
主治医がいるなら、聞いてみることも大切
薬、漢方薬、サプリメントも身体に副反応を起こします
それぞれ個人の身体にあうかどうかが大切です。
飲み合わせが悪いものもあるかと思います
私も、登山教室で教えていただいた
アミノバイタルをきちんと調べもせずに
他の山仲間にオススメしてしまったことがありました。(思いだし反省してます。しっかり学ぼう)
話しもどって
【気になったこと】
今回、要救助者は、ヘリで運ばれて行ったそうですが
寒さを訴えていたのでレインウエアをかけたとのことです。
レインウエアが悪いということではなく
エマージェンシーシートを持ってる方はいなかったのか?
防寒着をもってるかたは?
個人的なことになりますが
初めて登山したときからファーストエイドキットとして
エマージェンシーシートを持ち歩いていたので
ちょっと気になりました。
エネルギー、水、ミネラルなども
足りていなかったのかもしれません。(想像の範囲)
実際、目の前に弱った方がいたときに
何ができるか!
できることと、できないことがあるかと思いますが
お互いが安全に安心してサポートできるように
改めて学び治さないといけないなと感じました。
そして、学ばずに人に伝えて
それを信じた方々が正しいかどうかを確認せずに
周りに伝えていってるという
怖い形が見えた気がしました。
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