ニコンFレンズ(AF-S)をオリンパスＭ4/3で使う

2021年06月06日 12:28写真レビュー（精密機器）全体に公開

普段はニコンfシステムを使っている私が、登山開始を機会にマイクロフォーサーズシステムを追加導入しました。OM-D E-M1 MK3は登山に使える機能満載でとてもお気に入り。レンズは12-100mmF4PROのみ所有。登山では大体これで事足りています。欲を言えば、もっと広角側と望遠側が欲しい！

OM-D購入時、同じタイミングで、ニコンＦレンズ（AFモーター内蔵のAF-Sレンズのみ）をOM-Dに装着できるマウントアダプターを購入しました。この日記ではその使用感を書いてみたいと思います。

マウントアダプタ
 http://www.stkb.jp/shopdetail/000000001442/

ニコンの300mmＦ4Eを所有していて、その小ささと軽さが気に入っています。風景から鳥や動物撮影に使いやすいレンズです。重さはなんと755g。（ちなみにオリンパスの300mmF4PROは三脚座込みで1475g、700gも重いです。そして、金がなくて買えません(;'∀')このニコンの軽量レンズがOM-Dで使用できれば、登山にもってこい。ダメもとでマウント変換アダプタを購入して試してみました。ちなみにマウントアダプタの重さは150gです。

●AF
オートフォーカスは問題なく使用できますが、シングルポイントAFのみ。いわゆる追従AF（コンテュニアンスAF)は使用できません。動きものを追いかけることはできません。動画撮影時にはマニュアルフォーカスにしなければなりません。ここは腕でカバーしなければなりません。

●手振れ補正
ピントが合った瞬間、約1秒くらいの間は手振れ補正してくれますが、オリンパス純正レンズのような「フォーカスボタンを押している間はずっと手振れ補正してくれる」機能はないようです。ピントが合ったら即座にシャッターを切れば問題ないです。ここも腕でカバーするしかない。

●EXIF
レンズ焦点距離や絞り値等の情報が正確にデータとして残ります。

●その他
AE撮影可能です。ちなみに絞り優先、シャッター優先両方うまく動作します。

以上のような使用感でした。すべての機能を使える純正レンズが最適なのはもちろんですが、荷物を軽くできる・すでに持っているレンズ資産を生かせるメリットは「私にとっては」大きなものです。お金ないし(;'∀')　使用される方やシチュエーションで、万人受けする商品ではありませんが、使いようによっては面白いと思います。
写真は600mmで撮影の写真がOM-D E-M1 MK3+マウントアダプタ+ニコン300mmF4E,50mmはOM-D E-M1 MK3+12-100mmF4PRO(600mmと50mmの比較用です。乗鞍岳を50mmと600mmで撮ってみました。1枚目は電柱上にとまったトビ）

※OM-D などのマイクロフォーサーズセンサー搭載カメラは、センサーが小さいのでレンズ焦点距離が倍になります。300mmレンズを装着すると35mm換算で600mmの望遠レンズとなります。

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