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当初は南アルプスの鳳凰三山を目指す予定をしていましたが、天気をみて行くところを変えよう、ということでやはりあんまり良くない予報でしたので今回は四国、行ったことのない三嶺山を目指すことに。
どうせやったら剣山までの縦走をとだんだん構想が広がりました。
地図の時間を積み重ねると12時間ほどになり途中一泊しなければならないようでした。
無人の山小屋がいくつかあるので悪くない条件でしたが、テント場は都合のいいところにありませんでした。連休なので小屋は満員だったらいやだし、テント場はないし・・・。
そこでヤマレコで従来歩いた人の記録をみると朝から晩まで一日で歩いている記録がいくつかあり、私たちもがんばって一日で歩くことに決め土曜の晩に大阪を出発しました。
剣山登山口の見ノ越から三嶺山登山口の名頃までの戻りは、見ノ越に友人の自転車をデポしておき、それで車を取ってきてもらうという方法にしました。
午前3時半に名頃に到着。一時間ちょっとの仮眠をとり5時半名頃の登山口を出発しました。
最初は新登山道といわれる道でどのくらい新しいのか知らないのですがまだ歩いた跡が掘れたようになっていなく、ふわふわの地面でした。
絵に書いた森のようなきれいな森をちょっと急坂で進みます。
途中で林道と交差、さらに進むとなだらかな登りに変わりました。
新道から従来の登山道に合流し、鹿の食害からかネットが両側に張ってあるエリアを過ぎると再び急になってきました。
足元が岩場へと変化すると急なガレ場の横を高度を稼ぎます。このあたりからガスがかかっています。
四国の山らしく笹の葉が足元を覆い少し進むと尾根にでました。
地図を見ると小屋がすぐなので見学がてら見に行きます。きれいな2段式の床でここだったらいいかな、と思いました。
戻って山頂を巻き込むように尾根を進むとようやく三嶺山頂でした。
残念ながらガスの中で一瞬だけガスが抜け見渡すことができましたが景色は今度行くまでお預けです。
山頂からとても急な下りで、かんたんな鎖に頼りつつ進みます。下りきると急坂の登りで登りきったところがカヤハゲといわれるところです。振り返るとやはり三嶺の山頂付近だけガスっていました。
登り下りを繰り返し白髭山避難小屋で昼食です。
小休止のあとも1600m台から1700m台の尾根歩きが続きました。小屋を出たところで一瞬三嶺山が顔を出してくれました。
これでもかと思う急坂を登りきると高の瀬山頂でした。この坂で足がだいぶくたびれました。
このあたり尾根伝いは立ち枯れの木が多くみられまるで大台ヶ原やな、と言いながら歩いていました。
さらに進み丸石避難小屋の手前で奥祖谷かずら橋からの道に合流しました。
ここがリタイヤ最後の地点ですので念のため相棒の意思を確かめました。
ここから丸石山まで地図で20分、それも登り下りおんなじタイムでした。それでそんなに大きく勾配の変化はないだろうと思っていたら当初こそ緩やかでしたが最後は急坂で丸石山頂です。
ここまでくるとようやく先が見えたような気がしました。でも目の前に次郎岌が立ちはだかりそんなに甘くないよ、と急坂を見せていました。
一旦下って登りかえすという行程でしたがついに下りで右ひざが痛み始めました。ゆっくり下りきると登りは痛みもそれほどではなく、今日の疲れでちょっと重かったですが何とか次郎岌の尾根に到着、そこからすぐ、山頂でした。ここはなんとか晴れ渡る青空ではなかったですが、周りを見渡すことが出来ましたが肝心の剣山は雲の中です。
下りは痛くちょっとしんどかったですがなんとか登りきり剣山の山頂に到着、今日の目標をようやく達成することができました。
小屋売店でちょっと休憩し、車を取りに行ってもらう相棒は元気でしたので先に下りてもらい、私はゆっくり下って待ち時間も小さくすることにしました。
観光リフトは使わず自分の足で見ノ越の剱神社に立ったのは歩き始めからちょうど11時間でした。
(写真は左・三嶺山頂、中・一瞬三嶺が顔を出しました(白髭避難小屋前)、右・次郎岌の下りに一瞬剣山が顔を出しました)
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