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帰ってからふと思いついて国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」で検索すると、なんと！宝塚東トンネルの上に四等三角点「荒神」が表示されるではありませんか。(画像2、中央＋印の下「清荒神（五）」の「荒」の上)
西と東を間違えていたことは解りましたが、「地形図に載ってない三角点とかアリなの!?…間違いだろうか（登山道は違っていることがあるので）」と思い、国土地理院のHPからお問合せ担当に「間違いですか？それとも何か事情が？」（要約）と訊いてみたところ以下の回答をいただきました。
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国土地理院の地図に表示する三角点は、基準点成果等閲覧サービスにおいて
以下の２つの条件を満たすものとなります。
�＼�果状態が「廃点」又は「亡失」ではない
��現況状態が「亡失」「不明」又は「柱石亡失」ではない
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件の四等三角点「荒神」の場合、�△乏催�し、現況状態が「不明」になっているため地形図には表示されていない、ということでした。「亡失」や「廃点」は解りますが、「不明」なんてのがあるんですね。現物確認をしに行ったら見つからなかったということでしょうか。それはそれで「そんなことってあるの!?」と驚きますが。*注1) とりあえず間違いでないことが確かめられたので重ねて尋ねることまではしませんでした。（もしご存じの方はコメントで教えていただければ幸いです）
近所の地形図をざっと調べてみましたが、この「不明」状態の三角点は他に見つけることができず、珍しい状態のように思います。赤い横線が入った「成果の公表を停止」は割とありますが。ちなみにこの「基準点成果等閲覧サービスにはあるけど地形図にない」三角点を探すには、「地理院地図（電子国土Web）」の「トップ > 基準点・地磁気・地殻変動 > 基準点」で標準地図の上に基準点を表示させ、さらに基準点の透過率を50%くらいにすると(画像3)、基準点の下に地形図の△と標高の数字があるかどうかが透かして見えるので効率よく探せます。（前述のとおり他には見つかりませんでしたが）
私は山行のついでにふと思い立って三角点を撮影することを始めてから、今日の予定ルート上のどことどこに三角点があるか気にするようになりました。せっかく国地院の中の人からいただいた回答でもあり、同好の士のお役に立てばと思い（ひょっとしてその筋では周知の事実かもしれませんが）、共有する次第です。関連の情報などお持ちでしたらコメントで教えていただければ幸いです。
画像1：「地理院地図（電子国土Web）」https://maps.gsi.go.jp/
画像2：「基準点成果等閲覧サービス」https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/top.html
画像3：「地理院地図（電子国土Web）」https://maps.gsi.go.jp/
うさぎ山を見つけそこなったレコ：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6054977.html
後日うさぎ山に登り三角点を撮影：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6133123.html
ついでにもう一つ三角点の豆知識。二等以下の三角点は然るべき手順を踏めば移動させたりすることができるそうです。しかし一等三角点は動かせないとのこと。*注2) 以前ゴルフ場の開発に関係していたという人が記事を書いていました。そういえばありますね、ゴルフ場の中にある一等三角点。大阪近辺にお住まいの方はご存じだと思います。
*注1) 三角点の現況区分における「不明」とは「盤石が発見できず、亡失していることが確認できない」状態だそうです。盤石って柱石の下に埋まってる、1等なら45kgもある四角い石ですよ。柱石はあるのに盤石が見つからないなんてあるんでしょうか。掘り起こして確認するっていうのも凄いな、と思いますが。
*注2) 元記事を見直したところ「一等三角点は絶対に動かすことはできないが、ゴルフ場用地の中にある三角点はたいがい3等三角点だから許可を得て移動が可能である」とあるだけでした。2等は不明。そして国土地理院のHPの「測量標（国家基準点）移転の請求（法第24条）」には等級について特に言及はありません。「ゴルフ場建設くらいで一等三角点の移転が許可されることは経験上絶対ない」という意味かもしれません。
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