五輪への熱い思い(日本への絆)-15

2014年02月09日 15:52日本人全体に公開

2020年東京オリンピック開催決定！
その瞬間相手国トルコが日本と喜びを
分かち合ってくれた
トルコの少年までが「日本オメデトウ！」と

「東日本大震災からの復活」というスローガンは
却下されたが国民には明るい目標が生まれ
日本のこれからに世界中が注目して行くことになる

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今から60年以上前のことである
水泳で世界記録を出したのに
日本は認めて貰うことが出来なかった

「セイコーの時計はユックリ回る」とか
「爆撃でプールが短くなった！」とか揶揄され
戦後で満足な食料も無いのにそんな記録出せるわけがない！
と世界中に思われていたようだ

当時世界水泳連盟への参加が認められてなかったのも
大きな原因の一つである

世界中に「信じられない」と言う噂を振り撒いた彼に
昭和24年招待選手として
ロサンゼルスで行われる全米の水泳選手権に
参加するチャンスが訪れた

結果は
彼「古橋広之進」のタイムは 18:19:0
(その時の世界記録はまだ19秒だいであった)
「フライングフィッシュ！」
"フジヤマの飛び魚"が生まれた瞬間である

「ジャブ」と言って日本人を蔑んでいた人達が
「ジャパニーズ」と言うようになった

その大会では
一緒に行った日本人の3選手で
金銀銅のメダルを独占する記録を出した

遠いアメリカでの快挙は
戦後の日本人の心に輝きをもたらした

そして決断する
オリンピックを東京で開催しよう！

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しかし可能性は限りなくゼロに近いものであった
当時の最有力候補はアメリカの「デトロイト」
アメリカの影響力は大きく
過半数の投票数を集めるのは至難の業
しかも日本にはお金がない、、、

懸命に動き回っていた頼みの日本人が
日本を離れたまま倒れてしまった

その時日本には
代わりの人をアメリカに向かわせるだけの
旅費もなかった、、、

古橋選手が口を開いた
「アメリカに招待された時にお世話になった
日系人の和田勇さんにもう一度力を借りれないでしょうか？」

政府は早速和田氏に宛てて「依頼状」を送った
内閣総理大臣岸信介、、、藁にもすがる気持ち、、、

和田さんはその「依頼状」を見て
胸が熱くなった
今はアメリカに住んでいるけれど
母国日本への想いは深く
天皇陛下が
ノーネクタイのマッカーサーと並んでいる写真を見て
涙が止まらなかったそうです

一介の八百屋の主人でしかない自分
でも日本が頼ってくれている
何とかしなくては！

商売人の勘でしょうか？
まず南米で一番影響力のあるメキシコに飛びました！
もちろん全て自費です

仕事のつてを頼ってなんとか
メキシコのIOC のトップと面談がかなう
しかし説得は簡単にはいかない
メキシコはアメリカの援助を沢山受けていて
「アメリカを裏切るような事は出来ない」と言う

日本は今戦後の混乱から
立ち直ろうと必至になっています
自分達の力で立ち上がろうと頑張っています
オリンピックという目標が出来たら
日本は復活出来るんです！

メキシコのIOC の人は
一介の八百屋である国民が
こんなにも熱く日本を思っていることに
感動しました
考えてみればメキシコもアメリカから離れて
自分達のメキシコになることを願っています
日本の気持ちは分かります

「それでは協力しましょう！」
ただし次はメキシコですよ、、、と言って
南米の他の国へも協力するようにと
依頼状を持たせてくれました

和田さん夫婦の力添えがあったおかげで
日本は南米の票を集めることに成功し
過半数獲得して
東京でのオリンピック開催が決まりました

和田さんご夫婦本当に感謝です
ありがとうございました！

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実に国家予算ほどの費用をかけて
オリンピックのためのプロジェクトが進められます

それに敏感に反応したのは
沖縄の人達でした

当時沖縄では
公共の場での国旗掲揚禁止
祝祭日以外に国旗を出すことも出来ない状態でした

アメリカ軍に支配され
日本から忘れられた島
そんな寂しい気持ちが渦巻いていたようです

それをなんとか打開しようと立ち上がったのが
沖縄の県知事でした！

日本のオリンピックの聖火リレーは
沖縄で受け取る！
そして本土に渡す！

アメリカ軍を粘り強く説得して
認めさせました

次は
リアルタイムで応援したい！
当時沖縄ではNHK は録画のものしか
観ることが出来なかったのです
まだ電波を繋ぐことができなかった

日本中で一緒になって応援したいという気持ちは
政府にも届いて
沖縄に電波を繋ぐ工事予算が上げられました

次の問題はアメリカ軍がそれを
許可してくれないことです

オリンピック開催まで期日が迫って来ました

知事の説得は続けられますが
アメリカ軍はなかなか許可してくれません

ある日アメリカ側の司令官が代わりました
彼は
ソ連との冷戦の中で
「日本を味方につけるべきだ」という
考えの持ち主でした！

とうとう、、、やりました！
沖縄にも電波が流れて日本中で一緒に応援できます！

ところが
大問題発生です！

台湾まできた聖火リレーが台風に遭い
一日遅れてしまいました！
遅れを取り戻す為に沖縄をとばす案が検討、、、

とんでもない！知事は早速訴えます
「沖縄を抜かさないで欲しい！」と

沖縄県民の気持ちはよく分かります
直ちに打開策が検討され
聖火は一度火を分火され再び一つに戻すという方法で
沖縄に聖火リレーできるようになりました(^-^)

いよいよ聖火の到着です！

見てください！
禁止されてた日の丸の渦！

聖火ランナーが走りづらいほどの
日の丸を持った人達の海の中を
ここが日本であることを共に噛み締めて
聖火は游いで行きました！

それを見ていたアメリカ軍は
何も言いませんでした

東京オリンピックのその日は
沖縄県民にとっては
本土への大きな第一歩だったのでは
ないでしょうか？

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古橋選手の記録を認めて貰えなかった日本
芋と野菜しか食べて無いのに有り得ない！と

日本を思う多くの人々の絆によって
東京オリンピックは開催されました
日本の気持ちが一つになった
瞬間でもあるように思います

再び東京にオリンピックが戻って来ます

今度の意味は何でしょう？

私は世界的な祭典を通して

今度は世界中の人々の気持ちが

一つになることを願っています！

2014-02-09 ロシア(ソチオリンピック)-1

2014-02-10 バレンタインデー(チョコの思い

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