半日時間があったので、レンタカーを借りてあゝ野麦峠の実在したヒロイン政井みねさんの墓参に行こうと思い飛騨市角川の専勝寺へ。
みねさんのお墓は生憎雪に埋もれていたが、ご住職を訪ねたところお寺の本堂に上げていただき貴重なものを見せていただいた。
左の写真は本堂に展示してあるみねさんが写った写真。実物は半切版くらいの大きさで同僚だった方のお宅で保管されていたものだそうな。(左端が政井みねさん)TVやyoutubeで見たことはあったが、現地で実物を拝見できるとは!
それだけでなく、映画のDVDまでいただいた。
みねさんの生まれ故郷の角川地区は、高山から30kmほど北に行った宮川沿いに山が狭隘になった地域で、現代では整備された国道でスルッと行けるが、明治の当時、雪深い冬季にこの里から高山まで出て、あの野麦峠を越えて岡谷まで徒歩で雪道を歩かれたと思うとそれこそ命懸けの出稼ぎだったということを実感する。
ご住職にどうして雪深い季節に、もっと暖かい季節に行き来できなかったんでしょうかね?と尋ねると、当時の習慣もあるが、繭が相手の仕事だから、冬季しか暇を出してもらえなかったのだろうと教えてもらい納得。
ご住職のお話では今年5月26日にみねさんの新しい記念碑の除幕式があるとのことでまたいつの日か墓参のやり直しも含め参拝に行きたい。
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