山梨県出身の偉大な山岳写真家であり一度写真展を見てみたいと思っていましたが、今回初めてとなりました。
さらに偶然この日、親交の深かった山と渓谷社の取締役、萩原浩司さんがスライドを使って展示写真の解説をエピソード
を交えて講演するとのことで、もちろん拝聴しました。
展示されていた巨大なパネルの写真は、大きさだけでなく何か強烈に訴えかけてくる気迫が感じられてきます。
展示写真から撮影山行は冬季が多いようですが、講演で語られていたエピソードをいくつか列記すると、
・昔の重い撮影機材、テント装備などで荷物の重量が50kgを超える。
・その荷物を白旗さん自ら背負い過酷な南アルプスの稜線を歩きながら撮影した。
・一度に上げられない時は、山の中腹まで一旦荷物を上げるダブル歩荷をすることもあった。
・今はスーパー林道が開通して南アルプスの稜線に上がるまで1日程度で済むが、当時は3日程度かかった。
・初めて冬季の南アルプスの撮影時にはお金がなくて親からもらったペラペラなシュラフで凌いだ。
等々...
命をかけた撮影であるにもかかわらず、周囲には苦労話はほとんどしなかったそうです。
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