万博で購入したOsaka eSIMを5ber.eSIMカードに入れてみた。

先週末、大阪・関西万博(EXPO2025)に行ってきました。今回の万博では、スマホのフル活用を要求されるってことで、通信回線も複数準備しました。混雑エリアでパケ詰まりすることを予測したからです。

大阪観光局Ｘau/KDDI(povo2.0)
https://povo.jp/osaka-esim/

大阪観光局とau/KDDIが連携し、手軽で安価な通信プランを提供しています。中身は、まんまpovo2.0のデータ通信専用プランです。2時間使い放題(180円)のトッピングを購入することで、ソッコーで使えるようになりました。煩わしい審査(eKYC)もありません。対応のスマホであれば、いつでも契約できるのです。

多くの場合、プラスチックのSIMカード(nanoSIM)だと、スマホのスロットは１枚のみに対応。しかし、eSIMの場合、最大8枚ぐらいのSIM情報を書き込み、必要に応じて切り替えできるのです。

（こんな便利な時代なのに、山で「機内モードにします」って、アホなの？　それとも、オレは絶対に遭難しないって自信過剰なの？　そんなヤツほど、滑落して身動き取れなくなるんだよ。当方、山道の丸太階段で、足をぐねって骨折した真性アホです。）

てなワケで、万博にはもう一度行くけど、その後もOsaka eSIMをモバイル・ルーターで活用するために、物理SIMに変更したいと思いました。※ほとんどのモバルタはeSIMに対応していません。

5ber eSIMカードを購入しました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/52135-detail-347531

5ber eSIMカードとは、本来、eSIM非対応なパチモン、いや、古臭い、あの、旧機種などで、eSIM同様の利便性を実現するものです。ソフトバンクさんでは、BALMUDA Phone（バルミューダ・フォン）など、一部の旧機種で「eSIMカード（専用USIMカード）」を提供していると云う。とても、ニッチな商品なのです。

そこで、以下の手順を考えました。

1. povo2.0を無効化して、Pixel7へ機種変更
2. 上記のeSIM情報を削除
3. Osaka eSIMの情報を書き込み
4. モバイル・ルーターでOsaka eSIM(5ber.eSIM)を利用

問題発生！

5. 5ber.eSIMを販売する会社の倒産（管理アプリにログイン不可）
6. Osaka eSIMは、機種変更に対応しない。（データ通信専用のため）

困った。削除も書き込みもできない。データ通信専用のOsaka eSIMは、スマホよりも、モバイル・ルーター運用の方が適している。ネトフリで新幹線大爆破（草彅剛主演）を見たいしなぁ。

問題解決への道

7. ゾンアマで国産を謳うICカードリーダーを購入（1,046円)
8. パソコンにEasyLPCA(ver.0.7.8)をインストール
9. 上記のツールで、5ber.eSIMの情報を無効化して削除
10. povo2.0をPixel7へ機種変更（eKYCを要するため、３時間程度待たされた）
11. 万博前に買ったOsaka eSIMを解約、即、新規契約（再び、180円をトッピング）
12. EasyLPCAで買い直しのOsaka eSIMを5ber.eSIMに書き込み。

手持ちのモバイルルーター、A102ZT（ワイモバイル）とSpeed Wi-Fi 5G X11（UQモバイル）で動作確認しました。販社のトラブルで、ゴミになりかけた5ber.eSIMを、継続して使えることになったよ。eSIMの面白そうなプランは、これからも続々と出てくるでしょう。思わぬ副産物です。

次の万博訪問には、後者のモバルタにOsaka eSIMを入れて持っていきます。最初のOsaka eSIM購入時にプロモコード（１日使い放題）をもらったので、会場内で使い倒そうと思います。

モチのロンで、今後の山歩きにも使える。本家au/KDDIと同じクォリティなので、圏外エリアは限定的。いずれ、イーロンさんの衛星通信も使えるようになります。

山で「機内モード」にするのは、アホだよ。アホ。

写真1：Osaka eSIM（申し込みページ）
写真2：ICカードリーダー（eTAXなどでも利用可能）
写真3：EasyLPCA（Surface Go2で動作確認）