今回、倉敷の実家は無事でしたが、市内真備地区で大規模な洪水被害が発生しました。お見舞い申し上げます。(親戚の家も被害に遭っているそうです)
氾濫した小田川が高梁川に合流する場所は、明治〜大正にかけて河川改修で流れを変えた歴史があったのですが、小田川の合流に多少無理があったそうで、これから小田川を八幡山の西側(柳井原貯水池側)へ戻す大規模な再改修を行う予定だったそうです。この明治大正の河川改修で下流側には巨大な堤防が築かれ、倉敷市街は洪水から免れた訳ですが、上流側に弱点があったのは残念です。この時にできたのが、酒津水門(樋門)で、八幡山とともに私が今年の正月に訪れ山レコに上げていました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1350937.html
なお、Webに酒津樋門の解説に小田川合流部の処理経緯の記述もありましたので、リンク貼っておきます。土木史としては興味深いものです。
https://www.jcca.or.jp/kaishi/253/253_doboku.pdf#search=%27%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%B7%9D+%E6%94%B9%E4%BF%AE%E8%A8%88%E7%94%BB%27
(追記)
今回の水害は、高梁川中流部でも大幅に溢れ出しており、尋常でない雨量だったと思われます。真備地区ではハザードマップ通りの被害になったようですが、ハザードマップを全て真っ白にするような治水工事を行うのは予算がいくらあっても足りないと思われます。避難方法などソフト面での対策が必要と考えます。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
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