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結果は途中撤退です。先輩が足を痛めてしまったため、歩けなくなるアクシデントが発生しました。
問題は全山縦走はエスケープルートがたくさんあるのにもかかわらず、撤退を決めた場所が悪かったことです。
須磨浦公園から出発し、鍋蓋山あたりで不調を訴えだしました。撤退を促しましたが、本人はそれでも挑戦する気でした。とりあえず摩耶山あたりでもう一度判断となりましたが、摩耶山到着時にはペースがだいぶ落ちてしまいました。もう撤退かなと思っていましたが、ここからは登りもあまりないからということで、結果続行。なんとかガーデンテラス(17時頃着)へ行き着きましたが、かなりペースが遅い。この後はエスケープできないため、再度撤退を薦めるも、挑戦したいとの気持ちが強く、続行。時間がかかってしまうのは構わないので(宝塚に車をとめてあるので)続行の判断をしてしまいました。結局六甲最高峰を過ぎ、エスケープルートもなくなったところで、本人からようやく撤退を意識する発言。戻ってもロープウェイに間に合わない。
足の調子が悪い、今後さらに悪化することを考えればもう無理だろうとのこと。
正直目に見えていたことではあるが、やはりか、という思いが強かったです。
そこからとりあえず歩くしかないないわけで。かなりのスローペースのため、体温も上がらず。足の痛みと低体温からくる震えと。かなりキツかったと思います。
最後は心優しい方が車をとめ、声かけしてくださりなんとか最寄り駅まで。
低山で人も多い地域だからなんとかなりましたが…。
今回改めて恐さと難しさを知った気がします。自分がいけても相手がどうなのか。相手の意思を尊重するだけではダメ。客観的な意見をハッキリ述べること、時には強く言うこと。パーティーの難しさ。計画の大切さ。そんなことわかってたつもりでした。
ちょうど最近、ジョンクラカワー著、空へが原作の映画エベレストがやってましたが、あんな人たちでもありえることですもんね。(同じに考えたらダメですかね。かかる労力や費用はまさしく、けた違いですもんね。)
とにかく、大事にならなかったのは偶然なだけ。パーティーでは、お互いの体調や装備のチェックが必要なんだと強く感じました。
写真は途中の夜景とガーデンでの夕食です。
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