登山用語に限らず、言葉が本来の意味からかけ離れた使い方をされていることはよくある。
言葉は変化するものだから、それを一々訂正したりする必要もつもりもないが、個人的にどうにも腑に落ちないのが『ミネラルウォーター』という言葉の使われ方である。
山ではしばしば、『ペットボトルに入った製品の水』という意味で使われているように思う。
例えば山小屋のHPに「水場の水は無料ですが、衛生面が気になる方は売店でミネラルウォーターをお買い求めください。」というように書かれているのを目にする。
水場が沢なのか湧水なのか天水なのか、製品の水の銘柄が何なのかにもよるだろうが、例えば南アルプスの湧水と、いろはすのペットボトルだったら前者の方がミネラルが豊富であろう。にもかかわらず、ミネラルウォーターとして売られているのは後者の方である。
はじめに書いたように、言葉が元来の意味と違う形で運用されるのは珍しいことではないのだが、個人的に何とも違和感が拭えない言葉だ。
https://eikaiwa.weblio.jp/column/phrases/natural_english/japanese-beverage
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