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まれな特長で 大きな利点だが、市販されるものは 熟成しないことが多い。
気温の低い本土に出荷されると オイルが分離し、知っていれば 旨味の元だとシェイクするだけだが、知らなければ オイルの浮いた酒など飲めないとクレームをつける。
わかっている酒販店なら 熟成を説明して 理解を得るだろうが、もうひとつワナが有る。
熟成を知った人が 店頭で古そうな泡盛を見付け、これは旨いに違い無いと思って購入する。
それは たいてい光を浴びて劣化している。
「泡盛はきつくて くさい酒」と認識される所以である。
クレームを恐れるメーカーは オイル分を徹底的に濾過するようになり、熟成しない泡盛が増えたのは 残念なことだ。
画像は熟成するボトル
左から 国華「華こよみ」簡易濾過
次は 請福酒造「ひとときの(美味)ちゅら」ロット番号付き
次は 津和古酒造「太平」粗濾過44°
税務署の都合で 45°以上はスピリッツに分類する。30°43°の泡盛が多いのはそのためだが、たかが1°されど1° メーカーが熟成する商品として44°で出荷する心意気を感ずる。
いくつかの銘柄が出回っているので 手に入りやすい。
次は 「瑞泉」53° 酒造免許が有れば スピリッツとして出荷出来る。
これはオイルたっぷりで期待出来る。
次は 国泉酒造の「渡難(どなん)」60° 度数が高い分 熟成力も大きいが 飲みごろまで20年かかる。
このメーカーはかなり昔に移転しているので、古い住所のものなら お宝だ。
お土産などで 手に入れて 強くて飲めないと押し入れに死蔵されていれば 美味しくなっているかも?
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