どんな人物だったのだろう。
6年前、彼の生まれ故郷、浜坂の加藤文太郎記念図書館を訪れた。
そこには彼が使っていた登山道具、知人に宛てた手紙、写真、当時の新聞記事などが展示されてある。
その中でも驚かされたのは、彼が使っていた登山靴だった。
それは今では想像も出来ないような粗末なものだった。
これで厳冬期の北アルプスをたった一人で縦走していたのか…
新田次郎著「孤高の人」の彼は、相当な偏屈の人間として書かれている。
無口、人間嫌い…
しかし、彼が知人に宛てた手紙を読んでみると、人間関係をとても大切にしているごく普通の人だという印象を受けた。
訪れてみて良かった。
皆さんも山陰地方を旅行した際には、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
こんばんは。
昔の日記へのコメントになってしまい失礼かとは思いましたが、こちらに書かせて頂きます。
新田次郎著「孤高の人」並びに推薦して頂いた「栄光の岩壁」読了致しました。
どちらも素晴しい作品でしたが、特に「孤高の人」は一度読み終わった後、すぐにもう一度読み返してしまいました。
僕が生まれる前に書かれた小説を読んで、これ程感動・興奮するとは思いませんでした。
言葉では上手く表現出来ませんが、登山をする人にとっては、全てが詰まったような作品だと思いました。
山を好きな人にとってはいつまでも色褪せない作品なのではないでしょうか。
感じた事が多すぎて、書き切れないと思いますので言及は致しませんが、この先何度も読み返して行くのではないかと思います。
きっとその時々の、自分の山との向き合い方によっては感じる事が全く違うのではないかと思いました。
加藤文太郎記念図書館、いつか必ず行きたいと思います。
そして、先程日記で書かれていたS氏ですが、もしかしたら僕の知り合いかもしれないと思いましたのでコメントさせて頂きます。
彼が言うには、最初はほんの思い付きでハイキングに出かけたそうです。山の知識など全く無く、登山届けの存在さえ知らなかったようです。
そんな彼が幸運だったのは、たまたまヤマレコをインストールした事でした。
諸先輩方の日記や山行記録を拝見しているうちに、登山の奥深さに圧倒されたようです。一番驚いたのは、全く別世界だと思っていた冬山や雪山、登攀や何泊もしながらの日本アルプスの縦走などを皆さん普通に楽しまれていた事です。
ひょっとしたらいつかは自分にも出来るのではないか、それまでこの楽しさはずっと続くのではないかと思った時、それまでの人生観が変わるほどの衝撃を受けたようです。
そして、コメントで頂くアドバイスはどんな教科書よりも貴重であり、以前も日記に書いたようですが何よりご自身で幾度となく試行を重ねて積み上げて来たであろう貴重な経験を、惜しげもなく教えて頂ける事に驚くと共に、とても感謝しているそうです。
ただ、大きく間違っていますのは、彼はvt250zさんに評価をして頂く程の人間ではありませんし、加藤文太郎氏と比べるのは彼にだけでなく、彼を好きな方々に対して失礼だと思います。
しかし、山が大好きな事は間違いないようなので、これからも見守っていて頂けたら喜ぶと思います。
肝心なことを書き忘れていました。
彼はvt250zさんの日記にとても感謝し、喜んでおりました。嬉しくて今夜は寝れないそうです😄
私の率直な気持ちを日記に書きました。S氏って誰なのか、バレバレでしたね😅
お気を悪くされたら申し訳ありませんm(_ _)m
「栄光の岩壁」と「孤高の人」読破されましたか。
私がその2冊の本を読んだのはまだ二十歳ぐらいの時でした。
若くて感受性の強い頃に読んだ新田次朗さんの本は、あまりにも強烈な印象として残りました。もしあの本に出会わなかったら、恐らく今とは違った人生を送っていたと思います。それくらい私には衝撃的な本でした。
それが薬になったのか、それとも毒になったのか分かりません。
その答えは、あの世に旅立つ時に分かるんだろうなと思います。
今はいい時代になりましたね。山の様子もリアルタイムで分かるし、登山道の様子も皆さんの山行記録を拝見すれば、大体の様子は分かりますし。
そしてSNSを通して、私のような人間でも人様のお役に少しでも立つ事が出来て、本当に嬉しく思います。
しろちゃん様の山行記録、これからも楽しみにしています!(^.^)
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