2015年11月11日(水)
20,762 Steps 歩きました。歩行距離 15.987 km
今朝はゆっくりめの7時50分に出発。
疲れが取れないのと足がパンパンでだるい…💦
指の痛みはいつも通り。
しかし今日はついに結願する。
朝食で、痛みでチャッカマンで火を付ける事が出来ず、向かいの男性にしてもらう。
納豆のタレも辛子も指で開けられず、隣の席の女性が開けて下さった>_<
向かいの男性…夕食の時は一言も話さなかった。
その時は、毎日40キロ歩くなどと話している人がいた。
健康で体力があるから出来るのであって、病苦を抱えていたら10キロでも大変だろう…
そういう健脚自慢の話は、聞いていつも複雑な気持ちになる。
今朝は、その人が前方をとてもゆっくり大変そうに歩いているのを見て、何かご病気なのでは?と思った…。
私も20キロ程度歩いた日は
『たいして歩いてないじゃないか』
と言われた。
お店でも50日間歩いたというと、平均よりゆっくりだねと言われ。
なら、あなたも毎日重い荷物を背負って、山越えもしながら30キロ歩いてみなさいと言いたくなる(ー ー;)。
あなたなら、何日掛かる?
健康な人だって大変…。
体の痛みや辛さを持って、歩いている人もここにいるんだよ…
まずは、長尾道の駅前のへんろサロンにて遍路大使任命書とDVDとバッチをいただきました(^人^)。
歩きと自転車遍路のみが無料で貰えます。
そこから10キロ…
ひと気のない山道を延々と登る。
心細いけれど、前後にはお遍路さんが歩いているハズだ。
途中猿の群れに遭いました。
小猿や親猿達が竹を次々に飛び移って行く。
天気は晴れてきた。
晴れの日に結願なら嬉しい(^人^)。
大窪寺5キロ手前で休憩していると、地元の車の男性に話し掛けられた。
『車でならお遍路したことあるんけど。
歩きなら上で素晴らしいことが待ってるよ!』
素晴らしいこと…?
もしかしたら、あっけなく結願してしまうのではないか。
一体どんな素晴らしいことが待っているのか、見当もつかない。
遍路道の道しるべの札にはどれだけお世話になったろう。
手描きのものは、広島の男性が先人を継ぎ、一人で作っているそうです。
大窪寺が見えてきた!!
ゴールだ…!
ついに結願だ…
門の前にいると立派なカメラを持った人が撮らせて欲しいという。
住所を渡し、送って下さるようお願いした(^人^)。
写真を頼んだら一枚後ろ姿。
結願した人たちの杖が奉納されてます。
私は次も使うので、お持ち帰り。
本堂前はお遍路さん以外でも賑わっていた。
紅葉も見頃で、七五三の女の子もいた✨
そうか…もう七五三の季節なのだ…
大師堂では最後のお経。
感極まって、声が出ない…
涙が溢れ出てきた。
涙声になってしまい、うまく読めない…
結願して、嬉しいのか寂しいのか分からない。
感極まるって、こういうことなのですね…。
50日間、たくさんの人に出会い、お接待は数知れない…
ここには書けないこともあった…
一緒に結願の喜びを分かち合いたかったけれど、今は一人。
山門でカメラを持っているおじいさんに、シャッターを頼む。
スマホは初めてで戸惑っていたけど、
『歩いて50日掛かって今結願したのです』
と話すと
『結願の顔を撮らせて欲しい』と自前のカメラで何枚も撮って下さった(^^;;
これで二人目ですよ。。
住所を書いて渡して、送って下さるようお願いしました。
すっかり気をよくしたおじいさん
『昼ご飯まだ?ご馳走するから』と言われたけど
知った顔を見つけたので、
『お元気で』
と握手して別れた。
手を握ったら
『嬉しい〜』
と言われちゃったよ(^^;;
結願したお遍路さん同士でバスを待ちながら、会話に花が咲く。
これから高野山へ行くそうだ。
私は、一番の霊山寺にお礼詣りに行くため高速バスを待っていると、女性に話し掛けられる。
歩いて通しなんてすごいね!私なら無理!やめたいとは一度も思わなかったの?
言われた。
痛みで辛くても、やめたいとは思わなかった。
私も無理だと思ってたけど出来たのですよ(^人^)
と一通り話すと、別れ際にお団子を下さいました(OvO)
最後のお接待だ…
ありがたい✨
ここをスタートしたのは9/23。
あの頃は何が起こるか予想もしてなかった…
こんなにたくさんの人に出会うとは…
今夜のナマステゲストハウスは、一切公表していない。
口コミだけの宿。
砂浴をしに全国から来るそうだ。
ここでも、50日掛かったと言ったら、
『随分ゆっくりだね。若い男性で30日で終わった人もいるよ』
と言われた(^^;;。
そういう急ぎ足の人は、殆どお接待を受けていない。
四国の人は、せっかくお接待しようと声を掛けるのに、早足で行ってしまうのが一番残念だと言う…。
私は急がなかったからこそ、こんなにも人の縁に恵まれたのだと思う。
時間のない人は仕方ないけど、社会での速さ、効率が歩き遍路にまで必要…?
毎日100%精一杯、疲労も苦痛も堪えてひたすら歩いて来たのだ。
今朝の不自由そうな男性だって、精一杯歩いていた。
彼は私の倍近く掛かるかも知れない…
どうぞ比較のない、時間に追われない心豊かな歩き遍路であってほしい。
急いでいたら、大切なものを見落としてしまうかもよ…(^人^)
約1200キロ、事故なく体調も酷く悪化することなく、無事に歩くことが出来たことを感謝します✨✨。
無事に結願おめでとうございます。さぞやお疲れだと思います。ゆっくりと疲れを癒してくださいね〜(^-^)
そして、また機会があったら是非とも遍路旅をなさってくださいね〜(*^^*)
特に歩き遍路の旅は、様々な価値観を持った方々に沢山お会いになったと思います。
遍路旅は、どのような事があっても仏様に教えを乞う、修行の旅です。
そして道中に頂く、お接待も、間接的に、仏様から頂いているお接待です。人様からの言葉も、耳障りの良い言葉も悪い言葉も一切を含めて、人間(自分自身)は、どのような心を日頃から使うべきか否かを仏様が、丁寧に教えてくださっている修行の言葉であると私は解釈しますよ。人様の言葉は気になさらないでくださいね〜(*^^*)
持病のある方が平均より日数が、かかるのは当然だと思いますよ〜(^o^) 日数が云々は、何も知らない方の言葉です。
仏様の加護を頂いたからこそ、そのような体調でも無事に結願が出来たのですから、貴女は、いつも仏様に守って頂いている証拠だと思います。
途中一緒に歩いたりもした健脚な人は、体調を崩して帰ってしまいました。
無理は禁物。
体調管理しながら、時には車のお接待を受けたりもして何とか歩けたのです。
ストイックに頑張るのではなく、休憩もマメにとるようにしました。
四国の人達にも守って貰えたから、無事歩けたのだと思います。
お接待は、お大師様と同行二人だからしてもらえるのですよね。
だから、本当なら断ったらいけないのです。
価値観は様々ですね。
うまく流すのも必要だな(^^;;と思いました。
また歩き遍路をしに行きますね。
歩きは初めてでしたが、お遍路は4回目です。
また四国に呼ばれますように(^人^)
無事に結願おめでとうございます。
人より多くの日数がかかったということは、
他人より多くの出会いがあったということですね。そして苦労もその分・・
よく最後まで頑張られましたね敬意を表します。
ゆっくり体を休めてください。そしてまた四国を歩きましょう。
お疲れさま!
まだ疲れが取れません…。
階段を降りるのもやっとで大変です。
たくさんの人と挨拶や会話をし、区切りの人達は帰って行きました。
歩きと自転車と車中泊で、来年まで歩くという大阪の79歳の男性はまだ歩いています。
親より上の年代の人達の健脚には驚きました。
足が悪い人もいましたし、その人のペースで歩くことが大切だと思います。
また歩きたいです(^^)
いずれ四国に移住出来たらいいです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する