雪山装備が高価過ぎるという嘘と欺瞞。

※この日記は標高1500m前後、もしくは、ロープウェイ利用可だったりコースタイムが短い北横岳や黒斑山みたいな、天気を選んだ雪山登山を想定して書きます。まともな2000m級、3000m級登山を想定した話ではないので、くれぐれも曲解なきようお願い致します。



さて、厳重な注意文から日記を始めました✨笑

雪山装備、お高いですよね…。

私もなんやかや雪山装備、頭から足のつま先まで金額を足すと2.30万はするんじゃないでしょうか。

ネット見ても、冬山装備一覧！30万！どーーーーン！！！みたいなのばっか書いてあるけど。。。。


これ、多分に欺瞞と保身が含まれている気がしてなりませんw


いや、いずれ必要になるから最初から良いものを買った方が良いよ！理論は分かるんだけど…なんで2000m級、3000m級ガチ装備をいきなりオススメするんだ…。

雪山やったことない人はそれがどんな風に良いものかも分からないし、特性も、何より自分の好みすらわからないんだぞ…。

何があるか分からないのも確かだけど、どれだけの割合の人がガチ過酷雪山にハマるのよ、とマジで思います。ハマるかわからない趣味にいきなり30万出せる？？


私はハマると分かってたから出せた！！www


そもそも2000m級、3000m級のガチ雪山、冬はアクセス悪くてルート長い所が多いので、体力の要求値も高い。そんな所に好き好んで突入するならいくらでも金惜しんでる場合じゃない、という話だけど、
ライトユーザー向けの話ではないよね、と感じます。

…と、いう訳で、批判と誤解を恐れずに、私なりの雪山スターティング装備書いてみます！！！w


※繰り返しですが、この装備ではまともな冬の2000m級、3000m級に対応できません。例えば、比良山系とか、行っても北八ヶ岳山系の初心者向けのとこまでとか。くれぐれも南八ヶ岳クラス以上にこの装備では行かないでくださいw


●靴&アイゼン→モンベル　アルパインクルーザー2800&カジタックスアイゼン一択。47000円＋18000円＝65000円。

モンベルはワイドサイズもあるし大抵の人には合う。そして、ワンタッチアイゼンも使用可な冬靴とアイゼンとしては最安値。この2800と若干登攀が苦手なカジタックスアイゼンで困るような穂高縦走とかにチャレンジ出来るようになったら開き直って12万くらいのダブルブーツと3万くらいのグリベルとかのアイゼンを買って下さいw
大丈夫、9割以上の人はそこまで辿り着けないからw

●ロングゲイター→ネットでネイチャーハイクが2590円とかで出してるから、とりあえずソレで靴への雪の侵入防げれば良し。最初はどうせアイゼンで破くし、安物でいいです。

●チェンスパ→同じくネットで2000円くらいからあるから買っておきましょう。何度かアイゼン履くとわかるけど、出来ればあんなもん付けたくないくらいに重いので重宝します。

●夏に使ってるストックにスノーバスケット装着→600円×2個。

●ピッケル→この装備で行けるクラスの山なら要らない、というか、邪魔。でもザックに付いてるだけで、雪山準備してあります感でるから1万くらいでBタイプで軽めのを買っても良し。

●服装一式→全てワークマンだ！900円とかは1000円に繰り上げのざっくりだけど、ニット帽1000円、フェイスウォーマー1000円、厚手コンプレッションシャツ2000円、フリース2000円、イナレム　レインウェア上3000円、メリノウールタイツ2000円、ウォームクライミングパンツ3000円、イナレム　レインウェア下2000円、厚手の靴下1000円、インナーグローブとして使う薄手のグローブ1000円、アウターグローブ2000円、なんかダサい−20℃対応の予備用一体型グローブ1000円、サングラス2000円。合計23000円。


…と、まぁ、ピッケル抜いて約9.5万！

代用できるものは別に手持ちで代用してもいいし、これくらいあれば1500m前後なら十分だと思うんだよなぁ。初心者がラッセルなんかする訳ないから、ワカン要るくらいの状況なら撤退だろし。

山の天気は変わりやすい、というけど、そもそも荒れるかもわからない日に半端な覚悟でに冬山に入るなよ、という話だし。

というか、やばそうなら早めに撤退しようよw

色々登ってる上級者ほど散々撤退してるからw


結局さ？やってみて、実感して、痛感して、チクショー！と思ったら装備と技術、準備を見直したらいいし、もううんざり！と思ったら辞めたらいいし。

趣味ってそんなもんだと思います。少しずつブラッシュアップしてく過程すら楽しめるもんかな、と。無駄も回り道も好きな趣味でするなら悪くないよ。

でも、はじめてみなければいつまで経っても0のまんまだしね。

雪山に十分な装備無しに突っ込むのは感心しないけど、逆に無為に遠ざけるのも違うなぁって思うし、難しいところですねww




あ、最後にワークマンをこよなく愛するワークマンproとしてワークマン装備に最後に１つ。

価格考えればどれも優秀な装備だけど、特に透湿性がイナレムシリーズ以外は弱いです。
吹雪いてるからアウター脱げないけど、道が険しくて汗かく！みたいな状況にはとにかく弱いので、そこらへんは踏まえてお使いください。4〜5時間のショートルートなら気にしなくていいけど、ロングルートや泊まりがけだとワークマンはちと厳しいです。

まっこと遺憾ながら！！！！

くぅーーーー！！！

イナレムシリーズでヘルメット被れるウェアだしてくれーーーーー！！！！

コメント

たかし

とっても分かりやすい投稿ですね。
装備が高額で雪山を始めない人もいると思うので、とても有益です。
雪山やる人が是非増えてほしい！(そして願わくば私が行く前にラッセルしてトレース明瞭にしておいてほしい🤣)

いつもレコや日記を拝見してますが、とても似た感覚なのか、勝手にシンパシーを感じております😄
同じ愛知ですし、そのうちどこか一緒に山行きましょー！

かつ

blueさんと同じく、勝手にシンパシー感じてます(笑)
毎回、日記すごく楽しく拝見しております。
私大阪なんでお二方ひろっていきますから、ご一緒したいですね(笑)

tak_t

私もお二方のレコはチェックチェック！してますよ笑

ヤマレコ繋がりで登山仲間できたら素敵ですよね(*´ω｀*)いかんせん、私が日勤・夜勤・夜勤明け休み・休みの4日タームを繰り返す変則勤務なので、なかなかに人と予定合わせるのが難しいのが悔やまれますwww

いつかヤマリーとかで募集かけて、皆でテン泊装備担いで酒とメシも大量に持ち込んで、どこぞの雪山幕営地で雪中飲み会とか開きたい野望ありますっ(｀・ω・´)笑

たかし

tak_tさん
おぉ〜変則的な勤務なのですね😲
雪山の宴、機会あれば是非！

MonsieurKudo

tak_tさん、こんばんは。

値段と性能が概ね正比例する登山用品において、「とりあえず高性能なものを」って感じで買っていったらお金がいくらあっても足りないですよね。
なので、tak_tさんのように自分が登る山に合わせて厳選するのはとても大事だと思います。

ピッケルはファッションとして持参している人が多い気がします。
「その山で使う場面ある？」って感じの人をよく見かけます。