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ほとんどの土偶は女性で、しかも妊婦です。そして完全な状態で発見されるものはなく、ほとんどのものは壊されています。しかも同じところにあるのではなく、それぞれ破片は離れたところから発見され、後からつなぎ合わせて初めて全体の形が分かるというものが大半です。
土偶の用途はいろいろな説がありますが、安産祈願のために本物の妊婦の身代わりとしてわざと壊し、村の離れたところに埋めて元に戻せないようにしたという説が私にはしっくりします。
この時代ですから出産は大変な危険を伴うことと思います。妊婦や生まれてくる子供の安全を祈る気持ちは、時代を超えても変わらないと思います。こういった先人の気持ちに思いを馳せるのは、ロマンですよね。
さて、日本には国宝の土偶は5つしかありません。例の誰もが知っている遮光式土偶は、発掘記録がはっきりしていない為、重要文化財です。これは青森で発見されたと言われてますが、現在は東京にあります。
今まで国宝の3つは現物を見ていますが、残りは函館と八戸にあります。なかなか行けないところなので、これを見るのが今回の旅の大きな目的の一つです。
我々の祖先は、何を考えてこれらを作ったんだろうと考えると、感無量でした。
これらは全部レプリカではなく本物です。機会があれば、ぜひ一見してみてください。特に仮面の女神と縄文のビーナスは同じところにあります。八ヶ岳の帰りにぜひどうぞ。
写真1:合掌土偶/青森県八戸市
写真2:中空土偶/北海道函館市
写真3左:縄文の女神/山形県山形市
右上:仮面の女神/長野県茅野市
右下:縄文のビーナス/長野県茅野市
おもちゃの土器、
原始人と侮るなかれ、
文化・生活を感じました。
土偶は良いですね。願う事なら、この作者に会ってみたいです。
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