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続き物の第二話です。第一話からご覧下さい。
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374069
ヤマビル特別研修会の会場は赤城山南麓の標高460m前後の場所です。午前に登壇した坂庭浩之さんの調査では
(写真一枚目...より詳しくは下のダウンロードからご覧下さい)
群馬県内におけるヤマビル生息分布の変遷
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&opi=89978449&url=https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/611581.pdf&ved=2ahUKEwim3-ay4ZGQAxWEb_UHHWqrAIcQFnoECCUQAQ&usg=AOvVaw11g3P3wpCDbPS7pRm-1con
2022年には「黒エリア(=ヤマビル分布が広く点在)」に入っています。
当日、こんなところにヤマビルがいるのか、といぶかる声もありましたが、第一話で見たように、みんなで探したら発見できました。ヤマビルは着実に生息域を拡大しているのです。
群馬の山や沢に来る方は上のリンク先の坂庭さんの調査を踏まえてヤマビル対策を立てるとよいと思います。しゃわ倉も大いに参考にさせてもらっています。
おヒル休みの後はひるちゃんこと平川さん
https://x.com/hiruchan_ch
のお話から始まりました。
(写真二枚目)
ご自宅から連れてきた何匹ものヒルを伴っての登壇です。
しゃわ倉的には目から鱗なお話満載でした。
何よりも、ヤマビルは繊細な生き物で、飼育するのはとても難しいということ。ヤマヤからは不死身のエイリアンみたいに思われていただけに意外でした。
ヒルはミミズなどと同じ環形動物で、おなか側をよく見るとミミズのように輪っか状の節がある...って正直そこまでヤマビルをよく見たことがありませんでした(;・∀・)
ただしコウガイビルはヒルと名がついても、プラナリアと同じ扁形動物です。
(余談ですが、翌朝のNHKFMの「古楽の楽しみ」でルイ15世の時代のフランスの作曲家モンドンヴィルが特集されていて、その「モンドンヴィル」のイントネーションが「コウガイビル」と一緒でした。)
日本に生息する80種のヒルのうち、吸血するのはヤマビルを含めてたったの3種で、他のヒルは昆虫を食べたりジャンボタニシを食べたりしているそうです。
そして、これはしゃわ倉も勘違いしていたのですが、ヤマビルは両端のうちの太いほうで我々の身体に吸い付くのでここから吸血すると思う方がいますが、太い方は大きな吸盤のある尻尾の方で、吸血するのは細い頭の方だったのです。. . . (。゚ω゚) ソ、ソーダッタノカ!!
(写真三枚目)
大吸盤で吸い付いただけではまだ吸血されていないので、吸血される前に対処することは可能なようです。
他にも、ヤマビルのライフサイクル、マダニなどの他の吸血生物と比べて感染症を媒介するリスクが低い理由や、吸血された後の処置法などなど...
ひるちゃんがヤマビルを「かわいいかわいい」とおっしゃるのを聞いていると、今までのヤマビル観がスクラップ&ビルドです。
ひるちゃんのヤマビル愛に、しゃわ倉だけでなく、ビルダーバーグ会議のお歴々も、ヒルズ族も、蛭子さんも、きっとヤマビルの魅力に気付...いてくれるといいな(*´∀`*)
まだ続きます。
第三話
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374229
ちよ子
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