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続き物の第四話です。第一話からご覧下さい。
第一話
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374069
第二話
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374267
第三話
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374229
ヤマビル特別研修会の参加者の中で松井田城址と嵩山でそれぞれヒル対策に取り組んでおられる方がいらっしゃるということで、お話を聞くことができました。
松井田城址のある安中市では県の予算で対策ができるようになったそうです。
その一方で、嵩山の登山道を整備している方の話では、N町は二年に一度の芸術祭にばかり力が入っていて、町にヤマビル対策を陳情しても見向きもしてくれないので自分たちでやるしかない、とのこと。
(しゃわ倉は数年前の12月に嵩山に行った時、登山道がきれいに整備されていることが印象に残りましたが、それはこの方たちが尽力されていたのですね)
嵩山のヤマビルは2023年から年々急増しておりましてな。登山口に道の駅がおまして、商いに差し障りますさかいにヤマビルがぎょうさんおることは公表してへんかってんけどな、
(ヤマレコとは別の)
「 ヤ 」 の 字 の 登 山 ア プ リ
で拡散されてもうて、登山客が減っとるいう話でしてな。
な...なんちゅうことをしてくれたんや...ヤ◯ッ◯..._| ̄|○
(せやかて、その拡散した人らも善意でやったんやろうけどなぁ)
嵩山のヤマビルのピークは6月と9月。春、最低気温が10度以上になると現れ出し、7,8月は暑さのため少なく、最低気温が10度を下回る日が何日か続くと見えなくなる。最低気温10度が目安とのことです。
下草刈り、落ち葉かきなどの対策をしているのに増える一方で、ヤマビルが道の駅の中にいたり、隣接するそば店の座布団が吸血された人の血で赤くなっていたりという事態に...
他の参加者から出た提言としては、枝打ち・間伐を行って登山道の日当たりをよくする。すでに塩水スプレーなどを置いている登山口で「ヤマビルは安全」...と言い切ってしまうと語弊があるので、マダニなどより危険性は遥かに少ないことをアピールする、などが出ました。
しゃわ倉が思うに、登山者の側もヤマビルを過度におそれることなく、この研修会でやっているように正確な知識を持ち、適切な対策を取っていくことが重要と感じました。
何よりも、講師の坂庭浩之さん
https://www.facebook.com/share/1Fcfsakjcx/
がおっしゃっていた
「 ヤ マ ビ ル と の 共 生 」
に意識を転換する時期に来ているということです。
それと、これも坂庭さんがおっしゃていましたが、できる限りヤマビルを下界に持ち込まないために、下山時だけでなく登山中から靴の中、靴下の中、袖口、ザックなどを厳重にチェックすることも心がけたいものです。
簡単に言うたら、地元にお金は落としても、ヤマビルは落として行きなや。
しゃわ倉自身もヤマビルというとそれまではどちらかと言えば厄介者としてしか見ていまんでしたか、今回のヤマビル特別研修会に参加して、登山客を受け入れる側の地元の視点や、やまびる伝道師ひるちゃん
https://x.com/hiruchan_ch
というヤマビルファンの視点など、たくさんの視点を知ることができ、私なりにヤマビルに対する理解も深まって、おおいに参加した甲斐がありました。これからはいちびらずにヤマビルと向き合えそうです。
第四話で終わらせるつもりが、第五話ができてしまいました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/612135-detail-374465
ちよ子
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