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昔、現場まわりしていた頃、神戸の担当と何気に仲良くなって、情報交換していた。担当の全国会議でその方とお会いして、懇親会で山をやってみえると教えてもらったので、
うちの事務所が入っているビルでエレベーター
を使わず階段を使う人たちに対する一私見
を披露したところ、深く身を乗り出して、面白がって聞いてくれたことがあった。
その私見とは、
毎年、春の異動の後、健康のために階段を使う人たちが増えるが、梅雨に入る頃には、その数が激減する。なぜなのか。
それは、膝を使って階段を登っているからではないかと仮説したので、私はお尻直下の太股裏側で足を持ち上げるイメージで前側の筋肉を使わないように階段を登るようにしてます。
というものだった。
それ以来、この私見は、自分の歩行時の感覚の中で、お尻直下の太股(大臀筋から大腿二頭筋)を意識するところから、広背筋を動員することとなり、さらには、膝に負荷がかからないように膝上(大腿四頭筋)にも意識が行くようになった。長時間歩くためには体幹を揺らさないようにするといいという動画を見て、自分の単なる私見は、自分だけの確信に変わった。そして、筋トレをはじめた時には、これらの筋肉のほか、骨盤上の腸腰筋、太股内側の内転筋群に負荷をかけるヒップアダクションを追加していくこととなったのだった。
結果、
登り坂は、広背筋から大臀筋、大腿二頭筋の裏側の筋肉を意識して自分の体を押し上げ、
下り坂は、腹横筋から腸腰筋、特に大腿四頭筋に負荷をかけて自分の体重を支えながら下っていく
という今の歩き方が備わった。
自分の膝から下への意識の欠如で、圧雪の下り坂の路面を足裏でしっかり捉えられなかったことが、歩行を煮詰める余白がまだ自分の中に存在することを私に知らしめた。
足の指にサイリウムをはさんだイメージで、足首だけで音楽に合わせて前後に振る自主リハビリを開始したが、100m走13秒のペース(当時、どこかで目にした記憶)で演奏時間6分超(動画は5分超ですが)を駆け抜けるバスドラムのこの曲はさすがにやめとこうと思った。
その
当たり前すぎて
当たり前でないもの
意識するという
気づきは
きっと善なのだと思う。
アキレス腱を断裂し
歩けなくなった体験が
私にもある。
その時に思ったのだ
歩けることの素晴らしさを
そして歩ける今。
歩くことが出来るありがたみを
それでも忘れてしまうことがある。
私は19の年
田舎から岐阜市へ出てきた。
今ではある建物を拠点に
日々起こる出来事に右往左往する。
が、私はどうかすると、
全然何の理由もないのに
高いビルを見上げ佇む自分
歩けなく車椅子生活の自分
それらの私を
思い出すことがある。
全然なんの理由もないのに。
世の中・俗世間における
煩わしい苦労や煩悩に疲れた
私の前には
今でもやはりその時のように
薄暗い森や坂のある道が
細々と一筋、断続している。
道は、歩くもの。
意識してあるけば
一見さまよっているように
見えるときでも
振り返れば
私が歩いた、私だけの道。
私にとって歩くことは、
色のように見えて空で
空のように見えて色だと思います。
まだ、よくわかってませんが、
そう感じます。
自分は感覚で歩いているので、どう歩いてるかとか説明があまり出来なくって
このように論理的に考察、説明できるのってすごいなぁと思います。
>長時間歩くためには体幹を揺らさないように
これ、ちょっとイメージしづらいんですけど、歩く時の姿勢のことなのかな?
自分は普段歩いてる時にゆらゆら歩いてるっていわれることがあって
意識して考えてみたんですが、歩くとき足は肩幅くらい開き気味で
前に出した足に完全に重心を乗せてるみたいです。
だから左右にゆらゆらして見えるのかなと考えてます。
歩く癖なので山でもそのように歩いてると思うんですが
これは体幹を揺らすってことになるのでしょうか?
ちなみに速く歩くのは出来ないけど、持久力はそこそこ自信があります。
深夜に失礼します。
論理的に考察、説明できてますか?🤔
ありがとうございます。🙇🙇
私がとにかくとやかく意識してるのは、
○ 膝だけに体重をかけないようにする
○ 背骨の湾曲がしっかりできた姿勢を
維持する(この姿勢がどこで目にした
か覚えてませんが体幹の力を引き出す
姿勢なんだそうです。)
この日記も
人それぞれのいろんなアプローチがあって
いいんじゃないですかね?
の中の一つです。
コメントありがとうございました。
歩き方の内容に異を唱えるつもりはなくて、体幹を揺らすというのが
どういう状態なのかに興味があったので質問させてもらいました。
登山も体を動かすスポーツであるので、体幹が重要要素と思っていて
そのことをよく考えてます。そのうえで体幹を揺らすというのが
新しい視点だなと感じた次第です。
気分害してません。ませんよ。(笑)
私の「自分と比較して違いを語ることを
躊躇してしまう」性質がそう思わせてし
まったのかもしれません。
ご質問に向き合うお答えを用意できなさ
そうなので、自分の話になってしまいます
が、私、今さっき右足首骨折のリハビリ
終わった帰りでして、松葉杖を使って右足
に体重1/3の加重をかけながら歩くといっ
たリハビリでした。がなかなかうまくいか
なかったので気づいたんですが、私、自然
に、足裏に加重をかけないように歩いて
ました。
常に膝より下に負荷をかけないように、
膝上をがんばらせていたことが体感でき
て、とりあえず自分の仮説を体の動きが
採用してくれてるって嬉しくなりました。
でも直後に、こんな歩き方だったから
こそ、圧雪の下り坂で足を滑らせたんだ
という原因も体感して膝下の重要性を
理解しました。
これから膝下から足裏までの使い方を
イメージするのが楽しみになりそうです。
回答は「背骨の湾曲がしっかりできた姿勢を維持する」でいただきました。
おおよその意図は理解できました、ありがとうございます。
異聞録 と書かれておられますが、それ程の筋肉を意識して動くことは 難しいですが とても重要な事だと思います。凄いです。
ロングトライアスロンや100キロマラソンを好んでレースに出ていましたが、ノーテンキ故に膝の使い過ぎによる 膝軟骨が皆無に😅
速いランナーは、膝から下には意識を置いていないと思います。あそこ 滑るんじゃ無い?という注意力がちょっと足りなかっただけではないかと思います。
(そうそう、私も メモしててもそれを忘れることがあります😅)
深夜に失礼します。
今回の内容は、答え合わせのできない自己
完結なので自分で「異端」とすると、魔女
狩りにあってツラく悲しい思いをするのは
御免蒙りたいので異聞録とさせてもらいま
した。
marlin412さん、トレランやってみえた話
を拝見しましたが、そこまで凄まじいアス
リートの経歴をお持ちやったとは、軽々
しくわかったようなことを日記にして恥ず
かしくなりました。😓
私、足を滑らす直前までさらに成長の余地
がある万能感の固まりやったと振り返って
ますが、きっとmarin 412さんも、凄まじ
いアスリートでいらした時は、自分の体が
応えてくれるパフォーマンスに心地よさを
感じてらしたんじゃないかなって思いまし
た。
だけど、記憶力もそうですが年を重ねて、
いつかは、できていたことができなくな
った自分を突き付けられて、それを受け
入れざるを得ない時、私は、それは今
まで預かっていたものを返す時が来たん
だと思えたらいいのかなって思ってます。
アスリートから離れてもワンコくんを
相棒にフィールドワークという新境地を
開拓されてらっしゃるmarin412さんが、
さらに先のボッチャに目を向けられてい
た山行記録を拝見して、スマートにコメ
ントされる奥底にたぎるかなりの熱さ🔥
をお持ちの方なんやなぁと感じて、
どこから分け入っても、
やっぱり敬服しかありませんでした。🙇
無神経な物の言い方に伝わったら、どうか
お許しください。
ありがとうございます。
私の総括としては、
重心高いから、膝の代わりに足首を
生け贄に出すことになったんだよ。
重心低くして膝を守ってみなさいな。
ってことかなと。
おつきあいいただき重ねてありがとう
ございます。
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