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アクセスは徒歩でのアクセスのみで、約2時間かかります。私はロープウェイを利用し、茶臼岳山頂から峠の茶屋跡避難小屋を経由するルートを選びました。人気の山だけあり、多くの登山者がいました。ですが、峠の茶屋跡避難小屋を過ぎると人が少なくなり、登山道も樹林帯へと変化。秘境の雰囲気が増してきました。
この「歩いてしか行けない」というのが、日常から離れた秘湯感を一層高めてくれます。到着した時の達成感、小屋のありがたさ、温泉に入れるうれしさを強く感じさせてくれました。
煙草屋旅館は旅館となっていますが、山小屋。だけど、個室でゆったりと休むことができる山小屋です。おトイレは清潔な水栓式で、女性でも安心。携帯電話の電波は届かないので、電話も繋がらない・・・何にもすることがない、何にもできない・・・それがデジタルデトックスとなります。この時間がとてもスキなんです。
煙草屋旅館の最大の魅力は、なんといっても開放感あふれる「野天風呂」です。雄大な那須の山々を眺めながらの入浴は格別。基本的に混浴ですが、女性専用時間も設けられており安心して入浴することができました。
露天風呂でなく、野天風呂。周囲に柵などはない開放的なお風呂。開放的で心配したけど、山の中なので誰もきません。少しだけ濁った温泉はとても温まりました。
煙草屋旅館では野天風呂の他に「あかゆ」「共同浴場」3種類お風呂があります。特に共同浴場は湯治場の雰囲気たっぷり。コレは・・・オススメです。
野天風呂に入った後は、畳敷きの部屋でリラックスしながらくつろぐ贅沢な時間。山小屋で過ごす正しい過ごし方は、冷えたビールをゆったりと楽しむ時間。煙草屋旅館さんでは、ビールは湧水で冷やされており、キンキンに冷えた状態のものを購入できます。大自然の中で、冷たいビールを飲みながら過ごす贅沢な時間。聞こえるのは沢の水の流れと鳥の声だけ・・・なんて優雅なんでしょう。
太鼓の音が鳴ると食事の合図。
夕食は、待ちに待った那須牛。口に入れた瞬間、脂の甘みがじゅわっと広がり、まさに至福のひととき。肉の柔らかさと旨味が絶妙で幸せ。そして、米。ご飯の美味しさが、肉の旨味をさらに引き立ててくれます。
さらに、鮎?ヤマメ?なんの魚かわからない甘露煮は、甘辛が絶妙。登山で失った塩分補給にもぴったり。魚の頭や骨までしっかりと味わい尽くし、全てを食べ尽くしました。
山の中でこの食事は贅沢。心も体も満たされる、素晴らしい夕食となりました。
山小屋の夜はシンプルだけど最高の贅沢。自家発電のため21時には消灯しますが、その前に寝てしまうことも多いです。山小屋では、飲むか寝るかの二択しかありませんからね。静かな時間を自然の中で過ごすひとときは、何にも代えがたい贅沢だと感じます。
とても楽しかった煙草屋旅館さん。最高すぎる山小屋でした。
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