|
|
|
さて、下記は雑誌「岳人」２月号の記事です。 ヤマレコユーザの皆様はどう思われるでしょうか？
ー記事ー
週末の冬のイメージ 1朝一番の「スーパーあずさ」が到着するJR茅野駅の改札口からは、多くの登山者が吐き出され、バス亭を目指してダッシュしていく。登山口から山小屋まで安心したトレースがガッチリついて、夏道の様にゴロゴロした岩も足下にはなく、寒さを除けば無雪期より快適に登れるはずだ。
山小屋の中はフリース１枚で快適に過ごせる宿泊施設として訪れる者を待ってくれている。時間になれば都会での食事より豪華な食事が食べられ、寒さに震えることも夜中に除雪に出ることもない。
最近、雪山で独特の登山者に出合う。鳳凰三山の薬師岳や、八ヶ岳の権現岳、金峰山など数年前までは、技術的な難しさはないものの、訪れる人が少なく、毎回、山麓からのラッセルを強いられる達成感あるルートに単独で、輪かんも持たずに軽装の日帰りで登りに来る人々だ。
彼らに共通するのは、「ヤマレコ」などネットから集めた登山情報を徹底的に利用するところだ。直前の週末ガッチリとラッセルされてキレイにトレースがつけられたのを確認し、その後、強烈な冬型の襲来や、低気圧の通過でルートが埋まっていないのかを確かめてから訪れる確信犯的「ラッセルどろぼう」たちだ。そして、その「ラッセルどろぼう」記録を改めてネットに載せる・・・・
でも、そんな事して楽しいのか？楽しいなら勝手にやればいい。僕は、真面目な雪山登山を行うつもりで訪れた山に、先人の足跡があれば、ガッカリする。
登れたうれしさも、登れなかった悔しさも、創造し、工夫する人間らしい自由な行動の結晶だからだ。（岳人２月号 人はなぜ山へ�◆‥仍灰�イド 山田哲哉）
ー記事終了ー
雪山に行って、大変なのは…ラッセルです。増してや単独なら、交代はできません。氷ノ山や大峰に比良等、関西の山でも随分とコレに敗退したり、なんとか山頂までたどり着いたり…そりゃ、キツイです(*_*;
でも、足跡一つない雪をかきわけて、登るのも実に爽快なモノです。
ただねー。天候が悪くなって自分のトレースさえ、直ぐに消えちゃうときは、「ヤバいなぁ…」です。
今年の北アの冬の単独では、すみません(´･ω･｀) 私は ラッセル跡（トレース）を使わせていただきました。勿論「ありがとうございます」の感謝を込めて・・・
関西の積雪期バリエーションでは、人が余り入りませんのでマイラッセルで頑張りますが、年末年始の北アでは もう既にトレースが有りました。
新穂高から奥穂・槍に入るための右岸林道で、トレースが無ければ 単独の私は到底涸沢岳西尾根取りつきまで やっとこさだったと思います・・・。
目の前でラッセルを頑張っている登山者さんに 黙って後からつかず離れずの距離を保ちつつ、先行者さんについていくのはマナー違反だと思います（時折いますが…）そこは、一緒になって時々は、先頭を交代すべきだと思います。
しかし、すでにある「トレース」は、感謝の意を込めて使わせていただいても いいのじゃないのかなぁ？・・・
「ラッセルどろぼうして ネット記事配信・・・」かぁ・・・
うん、そう言われるのが嫌で ２月の富士山を トレースを業と外して単独マイラッセルして夜の11時から登りましたが、７合目まで11時間もかかってしまいまい・・・疲労困憊・・・登頂はできませんでした。
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/8631225.html
他人のトレースばかりを狙っての雪山も どうかなぁ？っと思いますが、登山ガイドである山田氏が「創造し、工夫する人間らしい行動の結晶」が山の醍醐味だ！とおっしゃられるなら、山を案内してサポートする登山ガイドさんこそクライアント（お客様）の創造・工夫を奪ってしまっている気もしないような・・・
猛烈なラッセルを泳いで、トレースをつけるのが楽しみな人
トレースの後の好天気を狙って 安全に雪山を楽しむ人
それぞれの登り方があってもいいんじゃないのかなぁ？
バリエーションで単独ラッセルしていて、彷徨ってしまった時…他者のつけてくれたトレースに出会ったときは「ほっ」と安心できたことも多いです・・・
ただ、暴風雪や強風等の場合、自分が付けたトレースすら 後ろを向いたらすぐに消えてしまっている時もありますので、悪天候の冬山は 余程の体力と知識＆技術を持ち合わせていませんと、登れないですね。
さてと、今年の冬は どうしましょう？ 悩みます(´･ω･｀)
トレースを利用させていただくか？終始ラッセルで通すか・・・（場所と天候で決まりますが）
うん。猛烈なラッセルを想定していた所・・・トレースがあれば 私のように「ありがたや・・・」って思う登山者さんの方が多いと思いますが・・・
山田氏みたいな「がっかり・・・」されてしまう登山者さんも おられるのでしょうね。
それはそれ。感じることは それぞれ 違って 良いと思います。
