![]() |
![]() |
そんな確信を持たせるに余りある、クソ暑い日だった。
私が所属している登山サークルで企画されたものの天候不良でお流れとなってしまった金時山に、友人を誘って登ってみた。
天気予報では、東京の最高気温が30℃を越えると書いてあり、ふざけんなと思いながら、水分は少し多めに準備する。
前に水不足に陥りそうになった経験をきちんと生かしている(えらい)。
金時山は箱根近くにあるらしい。
遠いじゃんと思ったが、自宅からの遠さは秩父よりはマシだった。
ルートはサークル登山で予定されていた縦走ルート。
立ってても暑い、よく言えば大変恵まれた天候にうんざりしながら歩き出す。
金時山は眺望がすばらしいとのことで、天気が良かったこともあり、登山道は混雑していた。
飼い主に連れられて一緒に山登りをする犬に癒されながら、ひたすら登る。
最初は生い茂っていた木々は途中からあまり見えなくなって、笹藪ばかりになった。
笹藪は虫の宝庫というのもイヤポイントのひとつだが、それ以上に日陰がないのがキツかった。
ただ、登山道の部分だけくり抜かれたような笹藪は、上から見る分にはなんかエモかった。
暑さに辟易しながら山頂に着く。
山頂は、大変素晴らしい眺めだった。
快晴の空に、思いの外近く感じる富士山が見事だ。
裾野までこんなに綺麗に見えるのか、と感動した。
みんな同じ事を思うようで、山頂は人でごった返していた。
山頂にはお茶屋さんが二軒あり、その内一軒は店主(金時娘)がクセ強とのレビューを散々見ていたので、戦々恐々としていた。
私はそういうのを許容できるタイプではない。
別に文句は言わないけれども、事前に知っていれば出来る限り避けていきたい所存だ。
しかし実際に訪問してみると、その方はいないようだったので安心する。
ごはんは、お茶屋二軒ともうどん以外の選択肢が用意されていなかったので、大人しくうどんを食べることにした。おいしかった。
食後にペットボトルの水を買い、心許なかった水分を補給した。
金時山から丸岳方面へ。
金時山への登山道は混雑していたが、丸岳方面の道はそれほど混雑もない。
おそらく、大体の人が登ってきた道を下りるのだろう。
登ったり下ったり、稜線歩きの道が続く。
丸岳への道すがらは、大涌谷がよく見えるポイントが多かったように思う。
箱根のロープウェイには乗ったことがないので、今度行ってみたいと思う。
多少膝に来つつある頃に、芦ノ湖に下山した。
下山途中、立派な雉が悠々と歩いて私たちの前を横切る様を見届けるなどもした。
下山後は温泉に入浴。
さっぱりして帰宅。
帰宅後は焼肉を食べに行った。
消費カロリーより摂取カロリーの方が多いのではとも思ったが、考えないことにした。
下山後の肉が異様においしいのが悪いのだ。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する