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2022年06月11日 17:10登山全体に公開

2022.06.11 大菩薩嶺

本来であれば、今日は甲武信岳にて山小屋泊デビューの日になるはずだった。
しかし、土日の天気が思わしくなく中止となり、仕方ないので日帰り登山に行くことにした。

てんきとくらすの登山指数とにらめっこして決めた山は、最初は12日に三頭山の予定だったが、天気予報が変わって日曜日の方が危なそうだったので、本日大菩薩嶺に登ることとした。
まあ、梅雨だから仕方ないよね。

気を取り直して早起きして甲斐大和駅へ向かう。
その途中、京王線の急行・特急が運休していることに気付いた。
それは良いが、次にくる普通電車だと、甲斐大和駅に向かうための接続の電車に間に合いそうにない。
折角早起きしたのに…と悲しい気持ちになりながら、しょうがないので次の電車、バスで行くことになった。
行きからハプニングがあると猛烈にやる気を無くすが、まだなんとか山に向かう気力はありそうだ。

バスではうつらうつらし、気づけば登山口に着いていた。
登山口付近は、なんというか、ガスがかかっていた。
まあ、天気が悪いのは想定内だ。
足元がぐっちょぐちょじゃなければ行ける。

そう思いつつ歩みを進める。
おそらく今日は天気も悪かったことと、私が通ったルートは多くの人が通ったルートの逆回りだったらしいこともあり、下山してくる人はたまにいるものの、登りの人は少なかった。
混むかなと予想していたので、はずれて良かった。
久々のソロ登山でもあったので、自分のペースで進んでいける。
うきうき歩いていると、すぐ息切れを起こした。
おかしいな、先週はこんなにすぐに息切れなんて起こさなかったのに……。
そう考えて、気付いた。
そういえば前に棒ノ折山に1人で行ったときも、なんかキツかったな、と。
そこまで思い至れば、原因は察しがつく。
どうやら、同行者がいないと自然とハイペースになってしまうらしい。
自分の意志で山に来た癖に、早く登って早く下りて帰りてえと思っているようだ。
私の中での登山は、下山後の温泉を最大限に楽しむためのツールみたいなところもある。
天気も良くないし、午後からもっと天候が崩れるっぽい予報だったので、尚更である。

しんどいので休み休み、大菩薩峠に着く。
大菩薩峠から雷岩までは特に展望がよく、晴れていたらとても綺麗なんだろうなあと思わせる素敵な景色だった。
曇りでも綺麗ではあった。
あの道は登りの方が展望がよい気がするが、下ってくる人の方が多かった。

小石で歩きにくい道をひたすら登り、大菩薩嶺の頂上に着く。
山頂は展望もあまりなく、見所はやっぱり大菩薩峠から雷岩までの稜線歩きだったんだなと思われた。
雷岩から山頂までの道はちょっと足下が悪い感じだった。
山というのは基本的に標高が低い部分の方がグチャグチャになりそうな気がするが、前に行った鋸山でもそんな感じだったことを思い出した。
なんか理由があるんだろうか。
それとも、大菩薩嶺や鋸山は単に山の作り的にそうなるのかもしれない?
少し気になる。。

少し下って、雷岩のところで昼食にする。
空腹だったのでコンビニ弁当でもやたらとおいしく感じた。
ガスがかかっていて景色も何も見えなかったが、たまーに少しガスが晴れて下界の町並みが見えたりした。
ご飯を食べながら時計を確認すると、12時前。
頑張れば13時のバスに間に合うような気がしないでもないが、まあ急ぐ理由もないしとゆっくり行くこととした。
山頂で少し休むかと思ったが、立ち止まるとめちゃくちゃ寒い。
自分の体温が上がっているからだと思うが、息が白くなるレベルの気温だ。
2000mと高度にあることと、そもそも今日が天候が悪く涼しい気候であることが原因だろう。
上着を着たものの、自分の汗がひんやりするあの感覚に全身が包まれている…。
メリノウールのアンダーウェアなどが悪いわけではなく、単純に私が汗をかきすぎているのだと思う。
何事にも限界はある。
あとは、摂った食事をもとに身体が熱を生成してくれるのを期待するしかない。

いざ下り始めると、寒いのもあって割とハイペースで進んでしまう。
それに、下山のルートでみんなが雷岩から大菩薩峠を経由しないルートを通る理由が分かった。
急な上に足場に小石がゴロゴロしていて歩きにくいからだ。
登りもしんどそうだが、大菩薩峠経由ルートで行くより時間は短いので、まあ、頑張れないこともないかもしれない。
うへえと思いながら下って福ちゃん荘へ。

どうせこのまま下りても次のバスの時間まで割とあるので、福ちゃん荘で少し休んでいくことにした。
ソフトクリームと珈琲を注文し、やがて焚き火を囲む席が空いたので移動する。
焚き火は良い。
パチパチと薪が燃える音。
白い煙と赤い炎。
手をかざせば熱いくらいの熱量。
延々と見ていられる。
やがて料理が出来てソフトクリームを食べながら珈琲を啜る。
うまい。
立ち止まっているとやはり寒いが、焚き火の炎が多少温めてくれる。
寒いときの焚き火のありがたさはやっぱり良い。
夏より冬にキャンプをやってみたい理由のひとつはそれである(もうひとつは虫問題)。

ソフトクリームと珈琲を平らげて下山を再開する。
途中、とうとう雨に降られてしまった。
大した降りではなかったので、レインウェアやザックカバーは出さなかった。
そのままスタート地点のバス停に戻ってゴール。
その後降りが激しくなったり、雷が鳴ったりしていたのでギリギリセーフでした。
山での雷は怖すぎる…。

帰りにバスを途中下車し、やまと天目山温泉に立ち寄る。
えっらいすべすべになったので、来て良かったなあと思った。
露天風呂には私含め五人、人がいたのだが、私以外の全員が英語を話していて疎外感がすごかった。
なお、仲間に入りたかったわけでは決してない。

そういえば、大菩薩嶺ではシカをしこたま見たのだが、鹿が多い山なのだろうか。
それとも人慣れしてるのかな。
割と近くに人がいても逃げない子とかいたし。
シカ、むかしは単に可愛いなと思っていたが、シカはヤマビルの生息域を広げるのに一役買っているらしいと聞き、シカを見る度に思い出してしまうので微妙な気持ちになるようになった。
いや、でも可愛いんだけどね。
おしりのとこだけ毛が白いとことかキュート。
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