また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

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日記

最近の日記リスト 全体に公開

2015年 06月 03日 00:38山岳小説レビュー(書籍)

聖職の碑(いしぶみ)(新田次郎 著)講談社文庫

大正2年8月、学校行事(修学旅行)として行われた伊那駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)登山。天候が急変し冷たい雨を伴った暴風雨となる。十分な装備を持たない一行は下山を開始するがやがて散り散りとなって、校長と含む11名が死亡する惨事となる。 白樺派理想的教育と実践主義教育の対立・・・白樺派って文学の話だと思ってい
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2015年 05月 30日 02:58山岳小説レビュー(書籍)

雨のち晴れて、山日和(唐仁原 教久 著)新潮文庫

分類上「山岳小説」になっているが、紀行文といった趣き。ハードな山行ではなく、ゆったりと登れる山の話が多い。北は北海道・カムイヌプリから南は鹿児島・霧島連峰。ゆるい感じのカラーイラストがたくさん掲載されている。巻末には登山ガイドもあるが簡潔にまとまっている。 「山は下から拝むモノと勝手に決めていた・
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2015年 05月 15日 23:45山岳小説レビュー(書籍)

零下51度からの生還(B・ウェザーズ 著)光文社文庫

サブタイトルは「エヴェレストの悲劇――死の淵から蘇った男」 1996年5月、エヴェレストにおいて起こった大量遭難事故から奇跡的に生還したアマチュア登山家の伝記的ノンフィクション。 ニュージーランドのツアー会社が企画した「商業公募登山」に参加したのは著者を含め全12名(ガイド3名、顧客9名)。ガイ
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2015年 03月 16日 23:24山岳コミックレビュー(書籍)

神々の山嶺・コミック版全5巻(夢枕獏 作・谷口ジロー 画)集英社

映画化記念!コミック版もご紹介(笑) 最近では「孤独のグルメ」で知られる谷口ジロー氏が、原作に忠実に描いた作品。その描き込まれた画質は素晴らしく、原作の迫力をよく表現していると思う。特にラストの5巻がよい、高所でのサバイバル、そして漢達の挑戦の結末・・・ コミックとして読む方がストーリーがよく頭
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2015年 03月 09日 23:29山岳小説レビュー(書籍)

神々の山嶺〈上・下〉(夢枕獏 著)集英社文庫

神々の山嶺(いただき)は映画化が決定したと言うことで遅まきならが読んでみた。上下巻で1000ページを越える大作・・・上巻は「マロリーのカメラ」を軸に推理を含めたストーリー展開で面白く読んだが、肝心の登山に関しては後悔の繰り返しで結構重い。失ったパートナーそして女性への後悔や葛藤が延々繰り返し語られる
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2015年 01月 16日 19:40山岳小説レビュー(書籍)

残された山靴(佐瀬稔 著)ヤマケイ文庫

1970年代から80年代に活躍した日本の代表的なクライマー8人の軌跡とその最後と綴ったノンフィクション。 登場するクライマーは「森田 勝」「加藤保男」「植村直己」「鈴木紀夫」「長谷川恒夫」「難波康子」「山崎彰人」「小西政継」。オムニバス形式で綴られたものなので気になるクライマーがいれば、それぞれ詳
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2015年 01月 16日 02:37山岳小説レビュー(書籍)

山がわたしを呼んでいる!(浅葉 なつ 著)メディアワークス文庫

山岳小説にカテゴライズされているがいわゆるラノベである。 後半にはちょっと感動的なエピソードもあるのだが・・・正直、3回ほど読むのを投げた・・・なんかくやしいので読了したが・・・全くもって主人公に感情移入出来ないのだ。「自分に正直=自己中」と「他人への思いやり」に板挟みになるという・・・はぁ?って
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