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子供の頃を生きてきたね♪
ご存じの方も多いと思うが、これは浜田省吾の『悲しみは雪のように』の一節である。
初めてこの歌詞を聴いたときは「子供のくせに怖いやつがいるもんだな(笑)」と思ったものだが、よくよく考えたら、自分の子供時代がまさにそれだった(笑)。
三つ子の魂百までと言うが、そうした感性は今なお脈々と私の中に根付いているようで、世の中の大半のことに疑問や怒りを感じながら(笑) 日々を生きている。
あ、お断わりしておくが、大人になってからは人と合わせることが出来るようになったので、怒りからトラブルを起こしたりしたことは(ほぼ)ない。
この曲の歌詞の続き部分にもこうある:
♪でも時には誰かを
許すことも覚えて欲しい♪
はい! 浜田さんのアドバイス通りにしましたよ!(笑)
さて、この『これって変じゃね? おかしくね?』(略称コレヘン)だが、これは数年前に何作か連載させていただいた、(駄)日記シリーズで、上述したように私が常日頃抱えているクレームの公開版。
もはや記憶して頂いている方も稀少だと思うが、この度久々に連載を再開することにした。
ま、なんせ気まぐれ連載なので、定期的に出す自信はないが、休載していた数年間でネタだけは沢山たまっている(笑)。
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で、ここから本題:
昨年の年の瀬も押し詰まった頃に東京は某区内に住む姉の家を数年ぶりに訪ねた。1泊した翌朝、あまりグデグデ長居はしたくないので早々においとますることにしたのだが、そうだ、この機会に都心を散策しておこうと思いついた。
それなら変貌激しいと聞く渋谷にでも行ってみよう。
都心の盛り場を歩くのは一体何年ぶりだろう。
行ってみると渋谷は「様変わり」と言ってよいほどの変化を遂げていた。私の知っている(最後が20数年前?)渋谷とはまるで別の町だった。
しかし、私の本当の目的は別にあった....
いつの頃からか「コートの前をはだけて着る」着こなしが若い人を中心に流行っている。....ということに、テレビ画面を見ながら薄々気が付いていた。
いや、流行ってるなんてレベルじゃなく、「コート類は前ボタンを留めずに着るのが常識」ぐらいにまで浸透しているようなのだ。
「なんでそんなことになってるんだ?」。
その疑問を解く前に、百聞は一見にしかずである。本当に皆が皆「前を開けて」歩いているのか、若者率が高いと思われる渋谷で「街頭調査」を敢行した。
それは年末寒波到来中のかなり寒い日だったので、この調査にはうってつけの日だった....
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果たせるかな、街を行く100人に85人ぐらいがコートの前を閉めていないことが分かった。コートだけじゃない、ダウンジャケット、ブルゾンetc、およそ「上に羽織る」ものの前ボタンやチャックは無いに等しいのだった。
たまにきちんと閉めている人は、ほぼ中高年である。私はその日ダウン(短い丈の)を着ていたが、もちろん寒いから前は閉めていた。それもチャックを首の一番上まで目一杯引いて(笑)。
中には「コートの前を開けてるくせにマフラーをぐるぐる巻き」の御仁も少なからずいる。もう本末転倒としか言いようがないじゃないか。
帰る電車の中で、いつ頃からこんなことになったのか、ネットで調べてみた(こういうどーでもいい事を調べるのに電車の中は最適だなあ!笑)。
結果、はっきりとは分からなかったが、2008-2009年頃の「Yahoo知恵袋」ぐらいから「コートの前は開けますか?」みたいな質問が散見される。なるほど、少なくとも10年以上前にはそう「なりかけて」いたことになる。
流行の伝播は速いから、恐らく2010-2011年には「前あけ」が普通のことになっていたのだろうと考えられる。
わー、私の「浦島度」は10年か!!(笑)
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しかし、これっておかしいだろう、と私は思うのだ。
コート(冬物)というのは、そもそも「寒さを防ぐ」ために着るものじゃないのか。
「朝コート着て出かけたけど昼間は暖かすぎて脱いだ/前を開けた」と言うのなら分かる。が、件の調査をした日は「首をちぢめて歩きたくなる」ような極寒の日だよ? 風もビュービュー吹いてたよ?
あくまで個人的な推測だが恐らくこの流行は、ファッションショーのランウェイを歩くモデルが「前を開けて」歩いていることに由来しているのではないか。
モデルさんは、コートだけじゃなく中に着ているものも含め「トータル・コーディネート」で見せる必要があるからそうしているだけなのに....。
「前を開ける=カッコイイ」ではないのだよ。モデルさんだからカッコイイのだよ(笑)。前を開けているあなたたち、自分の顔分かってるの? 自分の体型を知ってるの?と言いたくなる(言わないけど)。
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コートの前を開けて歩いたら...
人にコートが当たって嫌がられるかもよ?
エレベーターのドアにコートを挟まれるかもよ?
風でコートの裾が広がって、すれ違ったバイクに引っかけられるかもよ?
前の開いてるところからウィルスや花粉がどんどん侵入してくるよ?
腹が冷えて下痢するよ?
私に言わせれば、コートの前を開けるのは....
ザルで水を掬うようなもの、だし、
真夏に冷房つけて窓を全開にしているようなもの、だし、
サウナで冷房をガンガン効かせている(笑) ようなもの、だし、
せっかくブラジャーをしているのにブラジャーをアンダーバストまで下げているのと同じ。
つまり「意味ねえじゃん」となる。
余談だが、「帰れマンデー」というテレ朝の番組を好きでよく見ている。いつだったか、寒い時期の放送だったと思うが、某NRという若手人気俳優がゲストで出ていて、その彼のコートを見ると背中が「アッパラパーに開いた」デザインなのだ!
コート自体は超定番のステンカラー・コートで、奇抜なものではないのだが、「わー、ついに後ろも開いたか!」と目が点になり、番組が頭に入ってこなくなった。ちなみに彼は当然のように前も開けて着ていた。
もうこうなると、コートはただの飾り、アクセサリーだ。
どんな格好をしようが人の勝手だろうと言われれば、はい、それはその通りです(←炎上防止用 笑)。
※写真と本文は関係ありません。
(三叉峰から見る赤岳)
tsukadonさん、こんにちわ。
懐かしの浜省に反応してみたりして。。
最近気になるのが、漫画「ファブル」に出てくる
浜乃屋庄三なるシンガーの
「君の〜〜 肩にィ〜〜 肩こりがァ〜〜」という曲。
https://miscellaneous1.net/%E3%80%90%E3%82%B6%E3%80%80%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AB%E3%80%9168%E8%A9%B1
子供の頃はなんとなく、、そんなもんかと
気にもせずスルーしてきた昭和歌謡。。
最近、突っ込みたい衝動がますます抑えられません。
「聖女たちのララバイ」とか、、他にもアレコレ。。
コートがそんなことになっていたなんて、、
これっぽっちもしりまりせんでした。。
自分らのようなおっさんがそれをやったら
変質者と間違われてしまいそうだ。。(*´▽`*)
yamaneさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
》》懐かしの浜省に反応してみたりして。。
浜田省吾は私とほぼ同世代(歳が盛大にバレてしまいますね)なんですが、実は知っている楽曲(メロディが浮かぶレベル)と言えば、「風を感じて」、「悲しみは雪のように」、「もう一つの土曜日」という3つの有名な曲しかありません。でも、「孤高を保つ」タイプの稀有な歌い手だと思います。
》》最近気になるのが、漫画「ファブル」に出てくる浜乃屋庄三なるシンガー
申し訳ありません。私め若い頃から、漫画・アニメ系にからっきし弱く、「ファブル」も初めて聞きました。これを機に勉強させていただきます!
》》子供の頃はなんとなく、、そんなもんかと気にもせずスルーしてきた昭和歌謡。。最近、突っ込みたい衝動がますます
あー、それはよく解ります。
実を言いますと、今回の当企画で近々とりあげるネタとして、「この歌詞がおかしい」シリーズをちょうど用意していたところなんですよ(子供の頃の歌には限っていませんが)。また読んでいただけたら幸いです。
》》コートがそんなことになっていたなんて、、これっぽっちも
私は若い頃おしゃれには結構気を遣っていたため(今は全く真逆ですが)、たぶんそのDNAがまだ多少残っていて、普通の中高年サンよりは若い人の服装に対する「気づき」があるのかもしれません。
それと「前あけ」は東京など主に首都圏の若者に見られる現象の可能性があります。たとえば北海道の人なんかはさすがに寒すぎてカッコつけてる場合じゃないかもしれませんし。
yamaneさんの奈良県「金魚の町」(プロフより拝借)はどうなんでしょう? 機会があったら周りの若い人に聞いてみて下さい。
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