![]() |
って、大目には見れない(笑)
この10日間、withコロナの生活だが、やはり風邪よりは重い疾病だということを知った。
体調自体はほぼ普通近くまで戻っているが、後遺症があるところが風邪やインフルとは決定的に違う。
私は過去半世紀でも風邪にかかったことは数回のみ。インフルには人生で一度もかかったことがない。
毒舌で鳴る実姉からは「馬鹿は風邪ひかないんだよね」などと言われている。
2020年に始まったコロナ禍も、無傷で過ごしてきた。
時には登山道で20人ぐらいの団体とスライドし、「こんにちは」を15連発(全員には間に合わないから)などして、「大丈夫かな」と心配しても全て杞憂に終わっていた。
スーパーなど人の集まる場所にマスクを忘れて出かけることも多々あったが、無事だった。出口に設置してある消毒液もほとんど使ったことがない。
「俺ってやっぱ感染系の病気には強いんだ」。
ところが、その自信はあっけなく崩れ去った。
8月上旬のある朝、目覚めたらどうにも身体が動かない。寝床から起き上がる気力すらない。
やっとこさ起きても、何もする気がしない。
これが倦怠感というやつなのか?!
そうこうするうちに熱があることに気が付いた。計ったら37.0度だった。
平熱が36度ぐらいの私には十分高熱である。熱に慣れていないせいか、節々にダルさがある。喉も少し腫れて痛い。
2日目には咳も出だした。
初日にほとんど感じなかった味覚障害も出てきた。何を食べても「薄味」なのだ。
3日目になると倦怠感だけは収まったので、病院に行った。
コロナ検査の結果は「陽性」。
ありゃー、今頃来やがったか!
それが8月6日のことだったが、感染した場所や日時は容易に推定できた。
8月3日の午後に東京・新宿で大学の同窓会(正確にはサークル仲間の食事会)があって出かけた。
久しぶりに都会の雑踏の中を歩いたり、混んだ電車に揺られたりした。
普段はスーパー以外で人と遭うことがないような田舎に住んでいるため、人慣れしていない私(都心の会社に通っていたのは30年近く前の話)。
当日は猛暑の日(都心で37.5度とか)で、持参したマスクも暑くて着けられなかった。
ということで、東京でコロナを「もらった」ことはほぼ間違いない。
たまたまその日、同窓会のついでに、新宿高島屋で開催されていた「プレバト展」を見ようと2時間ぐらい早めに家を出ていた。
入場券は基本ネットで前売りなのだが、当日券が少しあるという情報を得て、それ狙いで会場に行ったのだが、元々少ない当日券は既に売りきれ。
仕方なく、高島屋や伊勢丹の店舗見物(買い物もないのに)をしたり、新宿の人混み界隈をブラブラして時間を潰した。その2時間が感染確率を高めたかもしれない。
そんなわけで、人生初コロナだったが、発症11日目の今は体調はほぼ平常に戻っていて、近々山歩きも再開しようかと思うところまで回復している。
ただ、咳と痰、味覚・嗅覚の異常はまだ続いている。
この2つはコロナの症状でも長く残ることが多いと言う。なんのことはない、俺、典型的なコロナじゃないか。
味覚(嗅覚)は、一時より回復したが、モノによって障害の症状が強く出るようだ。
例えば、コーヒーはほとんど味がしない。インスタントコーヒーをかなり濃い目に淹れても味が薄く、アメリカンコーヒーをさらに薄くした感じ。
目隠しをして飲んだら「何を飲んでるんだ」となりそうなレベル。
一番驚くのは、玉ねぎやニンニクの匂いが「全く」しないこと。
行きつけのスーパーの、ニンニク強めで大好きな餃子(総菜)を買って食べたら、ニンニクの香りがしないためか、気の抜けたビールのようなものに。
納豆も匂わないので、美味しくない。納豆はやはりあの匂いが命なのだと悟った。
そして、何と何と、一番悪臭がするはずの生ゴミを嗅いでも、一切匂わない!
どうやら、都合の悪い匂いはしないように出来ているらしい(笑)。
いや、笑いごとではない。これが永続的な後遺症になったらマジで困るのことよ。
1年ちょっと前にコロナにかかった某ユーザーさんに聞いたところでは、未だに味覚・嗅覚障害が残っていて、香水がつけられないんだそう(加減が分からないので)。
コロナ恐るべし。
画像:新宿高島屋(笑)
こんばんは。
コメントを頂戴し、ありがとうございます。
二度目のコロナに罹られたそうで、お気の毒なことでした。
ハードな山行の直後だったそうですが、やはり抵抗力が落ちていると感染(正確には発症?)しやすいのでしょうか。
私もこの夏は例年になく夏バテ気味だったので、そこに付け込まれた可能性があります。
ま、"自信過剰"による油断もあったと思いますが、ウイルスばかりは目に見えないので、いつ襲ってくるか知りようがありません。
コロナがまた流行っているというのは数か月前から言われていますが、初期のコロナより、症状が軽くなっているのでしょうか。当時はコロナで亡くなる有名人が結構いましたが、最近は聞きませんしね。
それと潜伏期間が当時は2週間とされていましたが、今のコロナは「2日前後」(主治医) とのことなので、だいぶ"良心的"ですよね。
いずれにしろ、2年前に「5類」に移行したことで、法的に行動制限されることなどもないですから、通常の風邪と同じように「普通に誰でもどこでも罹る」病気になったということでしょうかね。
咳や味覚異常はコロナでも長く残りやすい症状とのことで、そこが一番心配なところ。一生続いたりしないことを願うのみです。
まぁ、日常生活にはそこまで大きな支障はないのでまだ助かってますが...
食べ物の風味を感じられないとつまんないですよね〜
ワタクシもうずっとずっと何十年も前から一年中鼻炎で
食べ物の味もからい甘いしか分からず
毒食べてもおかしいと思わずに死ぬか、
火事で煙の臭いが分からずに逃げ遅れて死ぬんだと思ってましたが
数年前コロナに罹って以後、あぁら不思議!
嗅覚絶好調になりましたー♪
逆後遺症ラッキー?
私は元に戻ると嫌だけど、つか丼さんは早く治ると良いね(^。^)
え? コロナで逆に味覚が戻るなんてことがあるんだ!
それはコロナ様様でしたねえ
要は、コロ菌ってやつは、鼻の嗅覚細胞を破壊するってことなのかなあ。
だから正常な組織は壊され、異常だった組織は元に戻るとか
マジな話、匂うべきものが匂わないのは場合により危険ですよね確かに。
本編には書かなかったけど、実は自分の排泄物も今ほとんど匂わないんです
だから、仮にめちゃくちゃ不健康な異常な匂いがしていても気が付かない。「ほう、無臭のベンが出るなんて俺よほど健康体なんだろうな」ぐらいに思ったりしてね。
実は私もコロナに関係なく、以前から嗅覚は鈍いほうで(たぶん加齢制)、例えばユリや蝋梅、沈丁花といった香り強めの花の匂いがほとんどしないです。
が、それは一部の花の香り限定で、今回本編で挙げたような食べ物系の嗅覚はほぼ正常でした。
私も花の香りが逆後遺症で治っていればいいけどなあ(コロナ後、花の香りを嗅ぐ機会がまだないので)。
こんにちは! 香水がつけられないコロナ経験者です😂
罹患記、興味深く拝見しました。うんうん、そうそう、とPCの前で頷きながら…
味覚・嗅覚は日によってムラがある感じですね。味覚はほぼ回復しましたが、嗅覚はなんかもう…諦めモードです😓
>都合の悪い匂いはしないよう
これ、わかります。同行人のおならが前ほど気にならなくなりました(※決しておならが減っているわけではありません)
でも「臭い=くさい」って、カラダにとって危険だからそう感じるようになっているわけで、察知できないのは生存戦略的に不利ですよね🤢
嗅覚復活の方法が見つかりましたら、まっさきにtsukadon教授にお知らせいたします💨
"経験者"としての貴重なコメントありがとうございます。
香水の振り加減が分からないという事例は盲点でした。そんな弊害まであるとは!
微香性の製品でもあればいいのにね。
>味覚・嗅覚は日によってムラがある感じですね
→うんうん、それな!です
カルピスウォーターが好きで常備しているんですが、あの甘酸っぱい味が日によって「甘」に寄ったり「酸」に寄ったりするんです。
いずれにしろ美味しさを100パー味わえていないことになります。
ま、気のせいかもレベルではあるんですけどね、カルピスに限らず色んな物の味が「不安定」という気がしてます
>>都合の悪い匂いはしないよう
>同行人のおならが前ほど気にならなくなりました
→あはは、それは「される」方にとって悪くはないですね
おならが一酸化炭素のように無味無臭の猛毒ってことはないですし、発出者本人が異常を察知できれば(匂いに異常があるなら)いいのではないでしょうか。
>嗅覚復活の方法が見つかりましたら、まっさきにtsukadon教授にお知らせ
→それはぜひお願いします
一番いいのは「これ1錠飲めばコロナの諸症状が一発で解消」という特効薬が完成することですけどね
あ、その前に「これ飲めば一生ウィルスに取りつかれない薬」の方が早いか。
科学・医学は日進月歩なので、50年後ぐらいには出来てるかも
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する