私が登山を始めた(と言える)のは2013年。
最初は「ボチボチ」といったペースで、その年は夏に苗場山、秋に浅間山(前掛山)に登ったのみ。
まだ本気度は低く、年に2、3回も登れば上等という感じだった。色々ある趣味に登山も(一応)加わった、程度のことだった。
その年の暮れぐらいだったか、私が登山をしていると知った職場の後輩(20歳ぐらい年下)が私に話しかけてきた。
「ヤマレコって知ってます?」
「え? ヤマ、レコ?」
「登山好きの人が集まって情報を共有する、みたいなサイトですけど」
因みにその後輩は登山は全くやらない人なのだ。
「へえ知らなかった。てか、山やらないのに何で知ってるの?」
「この前、新聞記事で紹介されているのをたまたま見かけたんです。これは先輩に教えなきゃと思って...」
帰宅後さっそくPCを開いてヤマレコを覗いた時の感動を今も覚えている。
「おー! これはいい!」
一瞬、それは登山の百科事典か、登山のバイブルか、と思ったぐらいのインパクトがあった。
私の「登山沼」、「ヤマレコ沼」は、実にその日をもってスタートしたのだった。
その時、後輩が教えてくれてなければ、その後登山自体続けていたかどうかすら怪しい。
ついでに言えば、当時花はチューリップとヒマワリぐらいしか知らなかった私(諸説あり)が花に興味を持つようになったのも、ヤマレコきっかけだ。
ヤマレコがなければ、今ごろチングルマもコマクサも知らない人生を送っていたに違いない(笑)
さて、それまでに日本百名山のガイド本を買ったりはしていた(上述の苗場山や浅間山はその本を見て登ったもの)が、そこまで熱心に読んでいたわけではない。
それが、ヤマレコを知ってからは、毎日ヤマレコを覗くのが最高の "余暇" になった。
行きたい山はもちろん、生涯行くことがないであろう山のレコまでしらみ潰しレベルで見ていたものだ。
何より、ヤマレコの「写真をメーンにした」構成が、臨場感があるし、説得力があって良いと思った。
もちろん、コース状況やアクセス道の状態なども含め、参考になる情報だらけだった。
実は、IT音痴の私は初めはレコの作り方も分からず、日記欄に登山記を書いたりしていた。しばらくしてレコの作り方を覚えてからは、登山そのものと同じぐらいにレコの作成が楽しくなった。
何なら「山に行ったからレコを書く」ではなく、「レコを書きたいから山に行く」という、本末転倒?を起こしていた。
昨今は一時に比べたら閲覧時間もだいぶ減ったが、それでもヤマレコを開かない日は1日たりとも無い。見ないと落ち着かないのだ(笑)
ヤマレコさんに関しては常日頃「ここはこうして欲しい」「こういう機能を追加して欲しい」「これはなくても」といった要望を正直色々持っているが、先日のスタッフブログで、まとやん社長を含め7人で切り盛りしておられる様子など拝見するにつけ、余計な仕事を増やしてもなあと、当面は遠慮するつもりである。当面は(笑)
結論。「ヤマレコが私の人生を変えた」。
それは、ヤマレコを通して沢山の知り合い、大切な友達が出来たという側面だけ捉えても、決して過言ではない。
それまでの半世紀以上の人生で出来た友達より、ヤマレコを始めて10年で出会った友達の方が多いというのは、ある意味凄いことだし、ありがたいことである。
最後になりましたが、ヤマレコ社さん、20周年おめでとうございます。
これからも益々の繁栄をお祈りします。
いつもありがとうございます。
【ヤマレコ20周年記念 #ヤマレコと◯◯ 日記キャンペーン】
https://www.yamareco.com/modules/campaign/detail.php?id=14
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