続 野鳥ケリの話 34

　今朝も午前5時に、目覚めました。ケリの雛たちは、親鳥に抱かれて眠っていました。
　午前9時になると、急に畑が賑やかになりました。何だろうと覗いて見ると、農作業が始まりそうです。親鳥は大きな鳴き声で、畑の地主さんを威嚇しながら雛たちにも危険を知らせています。しかし無断借用しているケリ・ファミリーには、弱みがあります。親鳥は作業の様子をみながら雛を集めて、邪魔にならない畑の隅まで移動しました。約50m程の避難でした。地主さんの御理解もあって、作業は2時間程で終了しました。　やっと！、静かになるかと思ったら、ケリの仲間が1羽飛来して来ました。子育て中でなかったら良かったのですが、今は仲間とは言え侵入者となります。ケリPapaとケリMamaは、心を鬼にして追い払いました。
　その後も時々訪問者がありましたが、大事に至りませんでした。