続 野鳥ケリの話 49

　今日は、夏至です。一年は早いもので、去年の今頃もケリの鳴き声に悩まされていました。今年は、5月4日にケリの親鳥が卵を3個生んで抱卵を始め、４週間後の6月1日に孵化し雛3羽が誕生しました。（去年も、雛3羽が誕生しました。）
　雛が誕生して3週間目を迎えました。生まれた時はスズメより小さかったのに、今は大きくなってスズメの方が小さく見えます。また日々の暮らしの中で自然界についても、少しづつ学んでいるようです。最近では、親鳥が警告を発すると餌探しを止めて静止し、近くの草地や野菜の陰に身を潜めるようになりました。危険から身を守ることも覚えたようです。また勢いをつけて駆け出し、羽をばたつかせて飛び立とうとしている姿を見かけるようになりました。まだ翼とは呼べない、小さな丸っこい羽根なので飛び上がることは出来ません！　見ていると滑稽で、なんとなく微笑ましいです。
　雛が親鳥から離れて独立するのは、7〜8週間とも言われています。もうしばらく、辛抱しながら付き合っていこうと思っています。