続 野鳥ケリの話 71

　今朝は午前4時半過ぎに、目覚めました。雨戸を開けて、ケリ・ファミリーを探します。夏至を過ぎて徐々に夜明けが遅くなり、外はまだ薄暗さが残っています。目を凝らして探しましたが、見つけたのは屋根上にいた親鳥だけでした。雛達は見えない場所にいたか、野菜や草の陰で眠っていたのかも知れません。暇を見ては、探してみる事にしました。
　今日は、新しい発見がありました！　午前10時頃、奥方が買い物に行こうと玄関を開けると、雛が目の前を歩いていました。連絡を受けて見に行くと、玄関前の路地をキョロキョロしながら歩いて行きます。今まで畑から出たことが無かったので、物珍しく興味深々の様でした。しばらく見ていると私達に気づいた様で、翼をはためかせて畑に戻って行きました。午後にも畑から飛び出して、玄関前の路地を散策していました。余程、気に入ったのでしょうか？　まだ3羽の雛がすべて、この様に飛べるようになったとは思えませんが、日々飛翔力をつけているのは間違いありません！　見守って行こうと思います。
　午後6時、雛1羽が挨拶に来てくれました。「君は、飛べるのか？」尋ねましたが、返事はありませんでした。　「また明日も、元気な顔見せて！　バイバイ」。